3月1日に就職ナビがオープンしてから1ヶ月。
毎日各社の掲載社数や説明会予約受付社数を見てきた中で、コロナの影響がないとは言いがたい。
掲載社数や説明会予約受付社数の推移データを見ながら、実態はどうなのか、というのをお伝えします。
※対象就職ナビはリクナビ、マイナビ、キャリタス、あさがくナビの4つです。
各社の掲載社数推移
2020年卒と2021年卒の掲載者数を比較すると以下のようになります。
説明会予約受付社数は以下のようになります。
推移からの考察
この数字からわかることは、掲載社数は増えているものの、説明会予約受付の数が減っているということです。
リクナビは個人情報の問題もあり、20卒より掲載社数、説明会予約受付数は現状しているものの、マイナビは20卒よりも増えています。
ただ、事実としてこの1ヶ月だけで、リクナビ・マイナビ合わせてのべ2867社が説明会予約を中止しています。
コロナウイルスの影響で、業績の見通しが立たないため、即戦力にならない新卒採用を控える企業が増えてきました。
ただ、影響をほとんど受けないIT業界や建設業界、インターネット業界は募集を止めず、むしろ加速させているように見えます。
企業・学生の声
実際に学生、企業でそれぞれどのようなことに困っているのか、実態はどうなのか、というのを聞いてみました。
・内定取り消しの話を聞くが、本当なのか知りたい
・採用人数を減らしている企業や業界もあるので、自分が就職できるかが心配
・web説明会でいろいろな企業が見れるのは良いところだが、実際の会社の雰囲気を知れない
・地方に住んでいるが、東京で就職したいと思っても説明会や選考で東京に行けない
・大学のキャリアセンターが閉まっていて、誰にも相談することができない
・第一志望の企業がまだ選考がコロナの影響で後ろ倒しになり、始まっていない状態で今の内定先の承諾期限が来たら悩む
・3月の上旬は学生が説明会に来ていたが良かったが、下旬から来なくなったので採用できるか心配
・業績があまり良くないので、今年は採用を見送る
・コロナが収まるまで説明会の自粛をしているため、6月、7月くらいに一気に選考を終わらせようと思っている
・コロナの影響は関係なく、昨年同様の採用人数で動いている
・業界的にそこまで影響が出ていないため、通常通り説明会や選考をしている
・現状、受注がストップしている状態で、社員にも自宅待機をしてもらっているため、新卒採用はできない
統計データとしてはそこまで多くないものの、それぞれの声からわかるのは、超売り手市場から、一気に買い手市場になってしまった、ということです。
学生側と企業側でそれぞれ出ているコロナの影響をまとめました。
学生側
夏からインターンに参加している学生は、すでに内定をもらっている
就職ナビオープンからスタートしている学生は、選考に行けていなくて足踏み状態
企業側
海外と取引がある企業や人が集まらないと仕事ができない企業は採用をストップしている
IT企業や広告業界など、テレワークやリモートワークで仕事ができる企業は採用を継続している
今からやるべきこと
では、これから就職活動をする学生はどうしたらいいのか。
1.現在、説明会や選考をやっている企業を受ける
志望業界ではなくても、ちょっとでも興味を持ったら選考を受けましょう。
一番のリスクは、「就職ができずに働けなくなる」ことです。既卒になるともっと就職しづらくなります。
第一志望の業界や企業の選考スタートを待ってても、採用をやらなくなる可能性もあります。
現在、選考を受け付けている企業は、少なからず現段階では採用できる体力のある企業ということになります。
2.自己分析をする
選考の数が少なくなる分、家で過ごす時間が多くなります。
この何もしない時間をそのまますぎると、いざコロナウィルスが収まって選考が始まったときに、うまく話せずに落ちてしまいます。
そのためにしっかり準備しておきましょう。
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いかがでしたか??
コロナウィルスという大変な状況の中、今できることをしっかりとやりましょう。
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