IT企業を視野に入れて就職活動をする際に必ず聞かれる質問。
「なんでIT業界を志望したのですか?」
IT業界には興味があるけど、業界の志望理由がなかなか書けない、
という方がかなり多く、いろいろ調べても全然出てこない。
そんな方のために、年間400人以上の就職支援をしていて、
未経験からIT業界への就職を数多く支援してきたノウハウ(例文)をお伝えできればと思います。
志望理由を作るときの3つのポイント
内定を取得している方の内容には共通点があります。
それが以下の3つのポイントです。
- 業界の特性を入れる
- 仕事の特性を入れる
- 文章構成で論理的思考力をアピールする
それぞれ解説していきます。
ポイント1 業界の特性を入れる
”IT業界ならでは“の特性を志望理由に組み込みましょう。
他の業界と比べてなんでIT業界なのかが言えないといけません。
参考までによく使われるキーワードを紹介します。
キーワード
インフラ、縁の下の力持ち、不便さの解消、手に職がつけられる、より多くの人に影響を与える、変化が激しく常に最先端、将来性がありこれから伸びる
ポイント2 仕事の特性を入れる
エンジニアは職種研究しないとイメージがしにくく、なかなか書けません。
具体的な仕事内容に関しては、長くなるためここでは割愛しますが、
よくキーワードとして挙げられるのが以下になります。
キーワード
チームワーク、パソコンスキルが活かせる、学び続けることが好き、論理的思考力が活かせる、1つのことを極める、資格取得ができる
ポイント3 文章構成で論理的思考力をアピールする
内容がいくら良くても文章構成が良くなければ相手にうまく伝わりません。
特にIT業界は論理的思考力が求められるため、
伝える際も論理的でなければお見送りになることもしばしば。
伝え方として王道なのが、「PREP法」です。
PREP法
- P(point):結論
- R(reason):理由
- E(example):具体例
- P(point):結論
これに当てはめるとより相手に伝わりやすい文章構成になります。
内定がもらえる志望理由7選
よく使われる志望理由を例文としてまとめました。
自分に合うものを見つけて参考にしてみてください。
- 事例①(スキルアップ×社会貢献)
- 事例②(貢献×チームワーク)
- 事例③(学ぶことが好き×縁の下の力持ち)
- 事例④(社会課題解決×利便性)
- 事例⑤(資格取得×縁の下の力持ち)
- 事例⑥(プログラミング経験×仕事内容)
- 事例⑦(チームワーク×裏から支える)
IT業界を志望する理由は、2つあります。
1つ目は、自分自身でスキルを身につけてキャリアアップでき、キャリア形成していきたいと思ったからです。
資格取得はもちろんのこと、人間的にも成長していきたいと考えております。私自身、語学を学んでいた経験から、新しいことを学ぶのが好きです。この学ぶことがすきということをIT業界で活かしたいと思います。
2つ目は、目に見える形で自分の仕事を通して社会貢献できるからです。
IT技術は現代社会において欠かせない重要な存在だと考えています。IT技術の発展によって生活は便利になってきています。例えば、キャッシュレス決済やクラウドファンディングなど、個人で利用できるサービスもどんどん豊かになっていると実感しています。
私はこのようなITの高い可能性に感動し、ITによってさまざまな恩恵を受けた分、今度は私が恩返しとして、不便を便利に変えるお手伝いをしたいと思ました。
以上のことから、私はIT業界を志望しました。(391文字)
事例②(貢献×チームワーク)
私がIT業界を志望する理由は、2つあります。
1つ目は、自分たちが関わったシステムやサービスで笑顔にさせたいと思ったからです。
自分自身が直接ではなくても間接的により多くの人を笑顔にさせたいと思ったのは、部活動の経験です。私が怪我をして試合に出れなくなったとき、後輩指導を熱心にしてその後輩が活躍することが何よりも嬉しかったです。後輩が活躍すればチームも元気になる、この経験からより多くの人たちを笑顔にさせたいと思いました。
2つ目は、チームワークが活かされる仕事からです。
ゼミでも部活でも、私はチームワークを大事にしてきました。One for All, All for Oneの精神でやってきて、チームのために貢献したときに一番やりがいを感じます。そのため、チームで仕事をするエンジニアは私に合っていると思います。
以上のことから、私に一番合っていると思い、IT業界を志望しています。(385文字)
事例③(学ぶことが好き×縁の下の力持ち)
私がIT業界を志望する理由は、私自身の特性や考えとマッチしているからです。
具体的には、探究心が強く、学ぶことが大好きなため、常にアップデートを求められるこの業界は会っていると考えます。
高校ではあるテーマを設けて1つの研究をする授業があり、毎日2~3時間研究して没頭していました。大学でもある文学の作者のことが知りたくて、大学の図書館にあるその作者の本を全部読むだけでは足りずに、ゆかりのある土地に1人で訪問して現地の方にもインタビューしました。成長を実感できたときや新しいものごとを知ったときにとても充実感を得ます。
また、社会全体を縁の下で支える場で働きたいという思いもマッチしています。
大学での学園祭で、2つの部活で共同出店する際に、両部活の調整役や学園祭実行委員会とのやりとりなどを行っていました。自分が表に出るというより、裏方の役割をこなすことでみんなが楽しめる環境を作ることにやりがいを感じていました。
以上のことから、IT業界は私に一番マッチすると思います。(431文字)
事例④(社会課題解決×利便性)
私は、誰もが快適に暮らせるような世の中を目指したいと考えており、そのために社会が抱えている課題の解決ができる仕事に携わりたいと思っています。
私自身、身近な人に端末の操作方法やアプリケーションの使用方法を説明する事がよくありました。例えば、大学の授業がオンラインになってからは、教授に対して学生である私達が操作方法をお伝えすることもありました。
ここでITの重要性に気づき、少しでもITに携わりたいと感じました。
利便性を求めて様々な物がIT化されていくにも関わらず、苦手意識や変化の速さ、セキュリティへの不安感から浸透しきれていない物が多くあると感じたことも事実としてあります。
だからこそ、私は誰もが利便性を享受できる様なサービスを作れるようになりたいと考えたため、IT業界を志望しました。(339文字)
事例⑤(資格取得×縁の下の力持ち)
IT業界の志望理由は、2つあります。
1つ目は、私の性格と合っているところです。
私は、学ぶことが好きで大学受験でも推薦枠を取らずに一般受験をしたり、言語を勉強して資格を取得したりしてきました。知らないことを知れたり、勉強した分だけ成長できたりすることにやりがいを感じます。学び続けた結果、手に職がつけられ、自分の頑張りが資格として成果に表れるため、向いていると感じています。
2つ目は、縁の下の力持ちという立場で当たり前のことを支えることにやりがいを感じるからです。
テレワークやオンライン授業を支えているのは目に見えないネットワークのおかげだと考えています。私自身も部活をやっていて、チームを支える部長やキャプテンとして活動してきました。この経験が活かされると感じています。
私の性格に合っていて、経験も活かされると考えたため、IT業界を志望しています。(393文字)
事例⑥(プログラミング経験×仕事内容)
IT業界を目指した理由は、プログラミングを経験してこれを仕事にしたいと感じたためです。もともと文系の学部だったのですが、パソコンが好きだったため、情報系の授業を履修し、C言語を学びました。その際に、自分自身が打ったコードがエラーなく動いたり、エラーがあってもどこが間違っているのか試行錯誤して動くようになったりしたときに達成感を得ました。
また、IT業界の中でも上流工程から下流工程までやっている企業を見ています。全部自分が経験することで、より細かいニーズを持ったお客様に応えることができ、後輩育成の際に役立つと考えたためです。
そのため、IT業界の中でも要件定義から保守運用まで一貫して行っている企業を志望しています。(304文字)
事例⑦(チームワーク×裏から支える)
私は、チームワークを大切にしている企業、人の日常を裏から支えている仕事を軸に就職活動をしています。
その中でIT業界は、私の求めるものがあると考えており、志望しています。
チームワークを大事にしている理由は、中学、高校と部活に所属していた際に、仲間の支えがモチベーションになっていたためです。どんなに辛くて厳しくても、一緒に頑張ってくれる仲間がいたら続けられたと思っています。そのため、チームワークを大事にする企業で働きたいです。
また、人の日常を裏から支えている仕事を希望する理由は、親族にインフラ系で働いている人がおり、裏で多くの業界を支えているのが良いと考えたためです。
また、東日本大震災やコロナウイルスの影響で、当たり前の日常はすぐに壊れてしまい、当たり前じゃなくなったときに普段の日常の有難さを感じたのも理由の1つです。
したがって、私の就活の軸に合致している可能性が高いため、IT業界を志望しています。(412文字)
プログラミングを体験すべき
文系で未経験でも採用するIT企業は増えて来ていますが、
実際に内定をもらっている人は多かれ少なかれ、プログラミングを少し経験しています。
がっつりやる必要はありませんが、
「実際にプログラミングをやってみてこういうところが難しくて、ここが楽しくてやりがいを感じた」
と言えると大きな武器になります。
思っているだけではなくて、行動に移すことが何より重要です。
その一歩として、「プログラミングを無料で体験できる」サービスをご紹介しますので、
興味がありましたら無料体験会に参加してみてください。
コスパが良いプログラミングスクール
IT業界未経験者にとって、プログラミングスクール受講はもはや必須になってきています。
一方で、学ぶ言語がたくさんあってわからない、
専門用語が多すぎて理解できないというのも事実です。
まずは何となく良さそう、何となく気になるというところの無料体験に行ってみましょう。
オススメのプログラミングスクールは以下のサービスです。
それぞれ簡単にご紹介します。
0円スクール(ゼロスク)
株式会社ブレーンナレッジシステムズが運営しているサービスです。
無料でJavaの研修を受けることができるプログラミングスクールです。
💡おすすめポイント
- カリキュラム、受講料がすべて無料
- 受講スタイルは講義形式ではなく自主学習形式
- テキストも個々人に合わせたオリジナルのカリキュラム
💡こんな方におすすめ
- マイペースで自分に合った方法で進めたい方
- 完全無料でプログラミング学びたい方
- プログラミングだけじゃなく、ヒューマンスキルも身につけたい方
※詳細はこちら
TechAcademy
キラメックス株式会社が運営しているサービスです。
最短4週間で未経験からプロを育てるオンライン完結のスクールです。
どこかに通う必要なく、自宅でもプログラミングやアプリ開発を学ぶことができます。
💡おすすめポイント
- オンラインプログラミングスクール受講者数No.1
- 受講生に1人ずつ現役のプロのパーソナルメンターがつく
-
様々なプログラミングコースがある
💡こんな方におすすめ
- とりあえず1週間、無料でプログラミング体験をしたい方
- いろいろな言語を体験したい方
- わからないことはいつでも相談・質問したい方
※詳細はこちら
株式会社LIGが運営しているサービスです。
Web制作会社が運営しており、現役クリエイターの指導、
全員Macでデュアルディスプレイの良質な学習環境、
コンサルタントによる厚い就職支援が保証されています。
💡おすすめポイント
- Web系(デザイン、動画、プログラミング)に強い
- 講師のほとんどが現役のプロ
- デジタルハリウッド社と業務提携している
💡こんな方におすすめ
- Web系(HPやサイト制作など)に興味がある方
- 動画制作を仕事にしたい方
- 将来は時間と場所に縛られないフリーランスも考えている方
※詳細はこちら
DMM WEBCAMP ビジネス教養コース
株式会社インフラトップが運営しているDMMとコラボしたサービスです。
短期で学びたい方のための講座で、1ヶ月で集中して一気に学ぶことができます。
💡おすすめポイント
- 未経験スタートの方が95%
- 徹底したサポートで学習継続率が高い
- オンライン×リアルの両方でプログラミングやWebデザインが学べる
💡こんな方におすすめ
- 短期集中でプログラミングを学びたい方
- 実績があって安心できるサービスが良い方
- いつでも好きな時に質問できるサポートがほしい方
※詳細はこちら
TECH STADIUM
株式会社LYUSが運営しているサービスです。
ゲーム制作に必要プログラミング等のスキルを
『完全オンライン』『実質無料』で学べるスクールです。
💡おすすめポイント
- 3名体制で細やかなサポートを受けられる
- 就職が決まったら、受講料が全額返還される
- ゲーム業界に特化したプログラミングを学べる
💡こんな方におすすめ
- ゲーム業界に興味がある、もしくはゲーム業界で働きたい方
- 受講料をなるべく抑えてコスパを良くしたい方
- 毎日講師とオンラインでコミュニケーションを取りながら進めたい方
※詳細はこちら
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まとめ
ここまでたくさんご紹介しましたが、まとめをお伝えします。
内定を取得している方の内容には共通点が以下の3つのポイントです。
- 業界の特性を入れる
- 仕事の特性を入れる
- 文章構成で論理的思考力をアピールする
IT業界を目指す上で、プログラミング経験は必須条件です。
サイト内でご紹介したサービスのまとめです。
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少しでも志望理由を書くヒントになると嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。