就職活動をするにあたって、就職ナビや求人票など、
さまざまな形で求人情報を見るかと思います。
その中でも特に気になる労働条件。
勤務地、給料、休日、福利厚生、手当など、働く上では一度は確認するものです。
ここでは、求人情報の正しい見方ということで、
ちゃんと知っておかないと入社後にギャップが起きてしまいがちな条件を正しくお伝えします。
よくある下記の解説していきます。
みなし残業代(固定残業代)込みとは
給料の欄に書かれることが多くなったこの「みなし残業」という言葉。
そもそもみなし残業とは法律上で正しくはみなし労働時間制というもので、
残業の定義が難しい職種にあらかじめ一定分の残業代を支給するというものです。
つまり、違法ではありません。
この制度がある場合、
「みなし残業30時間(4万円)を含む」という例を使ってメリット、デメリットを説明します。
みなし残業30時間(4万円)を含むとは、
残業30時間以内の場合は残業代を支払わなくて良い、
ただ30時間を超えたらその分だけ支給されるというものです。
メリット
・残業10時間でも4万円はもらえる
デメリット
・残業30時間過ぎないと残業代もらえない
結局のところ、みなし残業代が含まれていたとしても、
みなし残業がなくて単純に30時間分残業した時の給料とほぼ変わりません。
ただ、気持ち的な面で「働いた分だけもらえる」のか「働かなくても給料をもらえるの」のかの違いです
そもそも定時までに仕事を終わらせないといけないので、
みなし残業があるなしで選ぶのは本質的な考え方ではありません。
完全週休二日制と週休二日制の違い
この2つは似ているので混同しがちですが、明確に分かれています。
それぞれ説明します。
完全週休二日制
完全週休二日制とは、毎週2日間必ず休みになるというものです。
ただ、ここで注意が必要です。
完全週休二日制=土日祝日休み
ではないということです。
企業によっては、完全週休二日制(水・日曜)ということもあります。
土日祝日休みが良いという方は、休日の欄を見て、
「完全週休二日制(土・日)、祝日」という表記があるかどうか確認してみてください。
週休2日制
週休二日制とは、1ヶ月の間に週2日の休みがある週が1度以上あるというものです。
つまり、週2日休みの時もあるし、
週1日休みのときもあるということなので、注意が必要です。
だいたい「完全週休二日制」は年間休日120日になりますので、
年間休日で見てもいいかもしれません。
※参考:考え方としては、お客様が休みだったら休みです。
【完全週休二日制(土・日)、祝日の企業の特徴】
基本的にはBtoBの企業になります。
EX)メーカー、商社、広告、IT、金融(銀行や証券)、官公庁(公務員)など
逆に完全週休二日制ではないのはBtoCになります。
EX)サービス(ホテル、介護など)、小売、不動産、鉄道、百貨店など
社会保険完備とは
意識してみてはいないものの、かなり重要な社会保険完備という言葉。
実際の意味を知らない方は多いのではないでしょうか。
労働者災害補償保険(労災保険)、雇用保険の4つすべてに加入できるという意味です。
それぞれ少し解説していきます。
健康保険:保険証がもらえて3割負担が適応される保険です。
厚生年金保険:国民年金に上乗せされて給付される年金をもらうための保険です。
労働者災害補償保険(労災保険):仕事中や通勤途中に発生した怪我や病気などに適応される保険です。
雇用保険:失業・雇用継続などに関する保険です。
この4つがすべてそろって初めて社会保険完備といます。
1つでもない場合は社会保険完備とはいえません。
必ずチェックするようにしてください。
いかがでしたか??
以外と見落としがちなところなので、しっかりと確認しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。