就活とキャリア形成日記


このサイトは「新卒/未経験者」の方が、自らの力で主体的に就職選択ができるようなヒントと考え方が中心です。

4,000人以上の就職を支援してきた就職活動ノウハウと、100社以上の採用コンサルティングをしてきたノウハウを掛け合わせた「就活攻略完全版」をお伝えします。

就職(転職)活動でなかなか上手くいっていない方や、入社した会社に違和感を抱いて転職を考えている人のお役に少しは立てるかと思っています。


失敗しない秋冬就活のポイント: 希望条件を整理し周りに頼る

 

一般的に就活は2月までが早期、

3月から8月までが中期、9月以降が後期と言われています。

 

夏までに就活を終える人が多い中、公務員からの切り替えや

なかなかうまくいかずに秋から冬にかけて就活をする方もいます。

 

今後、秋から冬にかけて就活をしていく方は、

世の中の情報をしっかりとキャッチしながら進めていかないと、

就職ができない可能性が非常に高いです。

 

そこで、長年秋冬就活を見てきた私が

絶対に失敗しないための就活の仕方をお伝えします。

有効求人倍率と内定率を知っておこう

まず、世の中の就活市場がどうなっているのかを知らないといけません。

それぞれの用語について簡単に解説します。 

有効求人倍率

企業からの求人数(有効求人数)を、公共職業安定所ハローワーク)に登録している求職者(有効求職者数)で割った値

内定率

2021年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2021』(※)にて調査モニターを募集。モニターに登録した学生4,193人のうち、内定を取得している学生から母数を割った値

つまり、有効求人倍率が「1」に近づき、割ってしまうと、就職できない人が増えるということです。

この有効求人倍率は学生だけではなく、フリーターや転職者も含めるため、

「新卒学生」に絞るとまた数値が変わってきます。

新卒学生のリアルな状況

新卒の学生について、数字を出してみて解説していきます。

大学生は約300万人いるため、一学年は約75万人いる計算になります。

大学院進学や中退者などを除くと、約50万人ほどが就活中です。

 

内定率は毎年夏くらいには85%くらいになります。

ただ、実際に大学に進路決定届けを出している学生は約50%と聞いているので、

リアルに就活を続けている学生は約25万人いることになります。

 

もう少し分類するなら、関東が15万人、関西10万人の割合でしょう。

秋冬のリアルな求人数

リクナビマイナビで、「説明会・面接予約受付中」の企業を検索すると総数は3,930社です。

毎年9月頃は4,000社、1月頃は1300社まで減っています。

 

では、一般的に人気と言われている以下の条件で検索するとどうなるか。

 

■都内(千葉・埼玉・神奈川を含む)勤務

■転居を伴う転勤なし

■完全週休二日制(土日休み)

■月平均残業時間15時間以下

 

業界業種・職種絞らずに検索すると、50社ほどしか残りません。

ほとんどがIT企業です。1月頃には20社ほどしか残りません。

 

つまり、関東では、約15万人の就活中の学生が

50社の企業を狙っている状態が起きていることになります。

 

単純計算で、合格率0.03%(50社/15万人)です。

数値を見ただけですごく難しいのがわかるかと思います。

選択肢を広げて就活すべき

就職ナビではかなり倍率が高くなっていますが、求人はナビ上だけではありません。

他には、以下の3つをオススメします。

  1. 学校のキャリアセンターに行く
  2. 複数の中小企業エージェントを活用する
  3. オファーサイトを使う

それぞれ解説していきます。

1.学校のキャリアセンターに行く

学校のキャリアセンターは言うまでもなく、

その大学の学生を採用したいと思って求人を出しているため、

ナビに掲載していなかったり、倍率が低かったりします。

 

特にねらい目は、学校推薦枠がある企業です。

学科長や学部長からの推薦で特別枠として企業の選考を受けられる制度です。

 

内定をいただいたら辞退できないというデメリットもありますが、

時期的に確実に内定が欲しい方には受けてみても良いでしょう。

2.複数の中小企業エージェントを活用する

複数の中小企業エージェントを活用した方が良い理由としては、3つあります。

  1. 登録者が少ないため、手厚いフォローをしてくれる
  2. そのエージェントでしか応募できない企業を持っている
  3. 一緒に進めてくれるため安心感がある

大手企業のエージェントは数を裁くので手一杯なので、

面談は30分で終わり、その後は求人紹介のみで冷たくあしらわれます。

 

一方で中小企業はそこまで求職者が多くないため、

1時間でも2時間でも相談に乗ってくれることが多くあります。

 

また、だいたい中小企業のエージェントは企業側も多くを対応できないため、

1社のことを深く知って顧客との関係が強固なケースも非常に多いです。

 

ただ、中小企業のエージェントを選ぶ際の難点は見つけにくいことです。

私のオススメは以下のエージェントになります。

1.JobSpring

株式会社Rootsが運営しており、入社後の活躍まで考えている就活支援サービスです。

💡おすすめポイント
  • 学生のキャリアに着目した紹介企業や非公開求人が約1000件
  • 内定率は91.7% 、早期離職は0.1%
  • すぐに求人紹介するのではなく、徹底的に自己分析からスタート
💡こんな方におすすめ
  • 志望業界や職種が決まっていない
  • いつでも何でも聞ける手厚いサポートがほしい
  • 自分に合った優良企業を紹介してほしい

※詳細はこちら

 

2.キャリセン就活エージェント 

シンクトワイス株式会社が運営しており、新卒就職エージェントのパイオニアとして、

精度の高いマッチングを実現することで信頼を得てきたサービスです。 

💡おすすめポイント
  • 年間取引企業1,000社以上、非公開求人多数
  • これまでに6万人以上の学生が利用
  • 当社のサービスを利用した時の内定獲得率は5.4倍
💡こんな方におすすめ
  • ナビサイトでは出会わなかったような企業と出会いたい
  • 内定を取るための面接対策を実施したい
  • 強みや価値観を明確にして、会社選びの軸を作りたい

※詳細はこちら 

3.オファーサイトを使う

自ら企業を探すことも大事ですが、

待っていてもオファーが届くサイトは登録必須です。

 

企業を探す間口を広くして、納得のいく会社を見つけましょう。

以下がオススメのオファーサイトになります。

1.キミスカ

株式会社グローアップが運営しているサイトです。

自分の選考状況を企業にアピールできる日本で唯一のサイトになります。

💡おすすめポイント
  • 業界最高レベルの適性検査を受検できる
  • 利用者累計66万人以上!4人に1人が使用している
  • 選考状況を入力することでアピールできる業界唯一のサービス
💡こんな方におすすめ
  • ありのままの自分で就活をしたい方
  • 業界最高レベルの適性検査で、自分のストレス耐性や価値観傾向を知りたい方
  • マッチ度の高いスカウトをもらいたい方

詳細はこちら

 

「〇〇株式会社の選考で最終面接まで進みました」という情報を登録すると、

企業側の担当者が

「〇〇の最終面接まで行っているならうちの会社でも合いそうかも。会ってみたい」

と思い、スカウトメッセージが送られて来る仕組みです。

 

今までの選考が無駄にはならず、蓄積されていくのが嬉しいポイントで、

わりと選考がスムーズに進み始めたときに登録することをオススメします。

 

2.OfferBox

株式会社i-plugが運営しているサイトです。

企業が興味を持った学生にオファーする、新しい就活サイトです。

💡おすすめポイント
  • <5年連続>学生利用率No.1
  • 利用企業数11,400社以上(大手企業・ベンチャー企業・官公庁などが利用)
  • プロフィール入力率を80%以上にすると90%以上の人にオファーが届く
💡こんな方におすすめ
  • 志望業界以外の企業からもオファーをもらいたい方
  • 動画や研究スライド、写真を使って自分を表現したい方
  • 客観的に見て自分が何に向いているのか確かめたい方

詳細はこちら 

 

自己PRや中学、高校、大学の経験、インターン、留学など、

幅広く自分の経歴についてがっつり書いていきます。

がっつり書けば書くほど、ピンポイントなオファーが届く仕組みです。

 

企業からのメッセージは、マッチしている理由を書いてくれるので、

学生自身も納得の上、選考に進めます。

 

自分が何に向いているのかわからないから、企業に判断を委ねたい人はオススメです。

 

3.dodaキャンパス

株式会社ベネッセi─キャリアが運営しているサイトです。

ベネッセが運営するからこそ、

無料のキャリアイベントや時期に応じた添削サービスなど、成長支援・サポートが充実しています。

💡おすすめポイント
  • 大手からベンチャー企業まで、累計契約企業は7,600社以上
  • オンラインキャリア講座を定期的に開催
  • 企業から「あなただけ」のオファーがもらえる
💡こんな方におすすめ
  • 「面接対策講座」や「グループディスカッション講座」も利用したい方
  • 質の高いオファーをもらいたい方
  • 就活のプロと相談しながら進めたい方

詳細はこちら 

 

ベネッセとパーソルキャリアが運営しているため、抜群の安心感があります。

また、企業は1通ずつしかオファー送信できない仕組みになっているので、

プロフィールや希望条件をしっかり入力することで、

 

それを見た企業の採用担当者から、学生一人一人にあったオファーが届きます。

大手企業や優良企業からオファーをもらいたい方にはオススメです。  

まとめ

新卒就活で失敗しないためには以下のポイントを知っておくといいでしょう。

  • 有効求人倍率と内定率を確認する
  • 希望条件を整理する
  • 選択肢を広く持つ
※大学のキャリア課やJobSpringやはキャリセン就活エージェントようなエージェントを活用する
ご紹介したオファー型オススメ就職サービス
  1.  キミスカ
  2.  OfferBox
  3.  dodaキャンパス

この状況だと1人で就活をしがちですが、

周りにできるだけ頼った方が楽になりますしうまくいきます。

 

周りに頼って納得のいく企業を見つけていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。