6月に大手の選考がひと段落して、受かった人もいれば落ちた人もいると思います。
毎年このシーズンになると、こんな声をもらいます。
「第一志望の大手企業受かりました!今までありがとうございました!」
「行きたいところが全滅でメンタルやられそうです。。。」
前者の場合は、「おめでとう!!」で良いのですが、
後者の場合はまた一から始める大変さと虚無感がつきまといます。
「大手企業が落ちて持ち駒がなくなった。」
「ずっと業界を絞っていたけど全滅した。」
「公務員から切り替えたから全く就活のことわからない。」
という方は最後まで読んでいただければと思います。
業界を変える3つの方法
業界を変える方法は以下の3つです。
- 業種で選ぶ
- 自分の得意なことから探す
- 伸びそうな業界を選ぶ
それぞれ解説していきます。
1.業種で選ぶ
例えば、「化粧品」「食品」「おもちゃ」「旅行」などの業界で見ている場合です。
このパターンは、「自分の好きなこと=仕事」という紐づけ方をしています。
食べるのが好きだから食品系
旅行が好きだから旅行系
この選び方だと企業が求める志望動機になりません。
「この商品が好きだから広めたいです!」は正直、企業には響きません。
好きだったらお客様でいてくださいという感じです。
ここで提案するのが、「業界」ではなく「業種」で選ぶこと。
食品系でも、「食べ物を作りたい」のか「食べ物を届けたい」のかによって変わってきます。
前者であればメーカー、後者であれば商社になります。
自分がどのように関わっていきたいかを考えてみてください。
※参考
業界:「化粧品」「食品」「旅行」など、扱っている分野
業種:「メーカー」「商社」「サービス」など、携わっている領域
2.自分の得意なことから探す
これは1つ目と似ています。
「ものを売るのが得意」
「ものを作るのが得意」
「ものを新しく企画するのが得意」
上記の得意分野では、働く場所や仕事が全然違います。
「ものを売るのが得意」 ⇒ 営業(営業所)
「ものを作るのが得意」 ⇒ 製造(工場)
「ものを新しく企画するのが得意」 ⇒ 商品企画(会社内)
どうしても化粧品に携わりたいというの方に、
「化粧品の工場の仕事ありますがいかがですか?」と質問しても、
ほとんどの方は「工場の仕事はやりたくありません」と言います。
ふたを開けてみたら意外と業界よりも仕事内容を優先するという方もいます。
ここでいう得意なこととは、「無意識にできて褒められること」です。
例えば、毎日3行日記を書いている人、人見知りをしない人、
自然と人間観察してしまう人、などなど、知らないところで発揮されているものです。
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3.伸びそうな業界を選ぶ
好きや興味があることとは別軸として、伸びそうな業界を選ぶことをオススメします。
将来的に継続的に伸びそうな「IT業界」や「建設業界」など、
人口や産業から探して選ぶのも良いでしょう。
伸びそうな業界をオススメする理由は以下の3つです。
- 給料が高くなる傾向にある
- ポストが空いているため昇級昇格しやすい
- なくなることはない
需要と供給のバランスから、需要があるため給料が高くなります。
また、業界が伸びれば、会社の規模も大きくなるため、
役職者が空いて昇給昇格しやすくなります。
参考にしてみてください。
客観的なアドバイスをもとに考えよう
大事なことは客観的な視点です。
主に大学のキャリアセンターとエージェントの意見を聞くと良いでしょう。
大学のキャリアセンターでは「国家資格キャリアコンサルタント」
もしくは「キャリアコンサルティング技能士2級もしくは1級」を持っているカウンセラーがいます。
ある程度キャリアカウンセリングを理論で学んできているので、
いろいろな視点で客観的に教えてくれます。
大学のキャリアセンターで「上記の資格を持っている人お願いします!」と言えば、
だいたいいますので、言ってみてください。
エージェントは、リクナビマイナビのような大手エージェントではなく、
中小企業のエージェントをオススメします。
エージェント側の学生担当数が少ないため、真摯に丁寧に対応してくれます。
オススメのエージェントをご紹介いたします。
オススメの中小企業エージェント3選
1.JobSpring
株式会社Rootsが運営しており、入社後の活躍まで考えている就活支援サービスです。
- 学生のキャリアに着目した紹介企業や非公開求人が約1000件
- 内定率は91.7% 、早期離職は0.1%
- すぐに求人紹介するのではなく、徹底的に自己分析からスタート
- 志望業界や職種が決まっていない
- いつでも何でも聞ける手厚いサポートがほしい
- 自分に合った優良企業を紹介してほしい
※詳細はこちら
2.キャリセン就活エージェント
シンクトワイス株式会社が運営している企業側のホンネの視点を持ったサービスです。
- 年間取引企業1,000社以上、非公開求人多数
- キャリアアドバイザーとの個別面談を通して、新たな視点で自分の強みなどの整理ができる
- 採用コンサルティングも行っているため、企業側の目線も併せ持ったサポートが可能
- ESや面接がなかなか通らない
- 企業側の面接フィードバックがほしい
- 自分のやりたいことや向いている仕事を明確にしたい
※詳細はこちら
3.キャリアチケット
レバレジーズ株式会社が運営しており、相談だけでなく、
就活に関する記事が多く掲載されているサービスです。
- 年間3,000人以上の就活サポート実績
- 就活相談だけではなく、無料で参加可能なセミナーやカフェも運営
- キャリアアドバイザーの紹介や体験談など、透明性が高い
- ある程度、志望業界が絞れていて進みたい方向性の企業を受けたい
- 内定を取るための面接対策を実施したい
- 強みや価値観を明確にして、会社選びの軸を作りたい
※詳細はこちら
まとめ
今から業界を変更しても間に合うのか。大丈夫なのか。
いろいろな不安を持つと思いますが、まだ全然間にあいます。
以下、業界を変える3つの方法のまとめになります。
- 業種で選ぶ
- 自分の得意なことから探す
- 伸びそうな業界を選ぶ
また、客観的にアドバイスをもらいましょう。
そのために、大学のキャリアセンターに行ったり、就職エージェントを使いましょう。
1人でやるとなかなかうまくいかないことが多く、
モチベーションもなかなか上がりません。
誰か相談できる信頼のおける人と一緒に進めていくことが一番の近道です。
最後までお読みいただきありがとうございました。