就活とキャリア形成日記


このサイトは「新卒/未経験者」の方が、自らの力で主体的に就職選択ができるようなヒントと考え方が中心です。

4,000人以上の就職を支援してきた就職活動ノウハウと、100社以上の採用コンサルティングをしてきたノウハウを掛け合わせた「就活攻略完全版」をお伝えします。

就職(転職)活動でなかなか上手くいっていない方や、入社した会社に違和感を抱いて転職を考えている人のお役に少しは立てるかと思っています。


就職活動での自己分析のポイント

就職活動をしているときに必ず耳にする「自己分析」という言葉。

就活本にはいろいろな方法が載っていますが、果たして何が良いのかわからない。

 

私自身も就職活動を始めるとき、情報過多すぎて、右も左もわかりませんでした。

そして取った行動は、ひたすら自己分析セミナーに参加することです。

数えてみたら50回以上も参加し、50種類以上のもの自己分析を実践していました。

 

その中から、選りすぐりの「実際に効果のある」自己分析の仕方をお伝えします。

究極の自己分析のやり方3選

ここでは様々な自己分析を実施してきた中で、

一番効果があってやりやすい自己分析のやり方をお伝えします。

以下の3つになります。

  1. モチベーショングラフを書く
  2. 意思決定の理由を整理する
  3. やりたいことよりできることを探す

それぞれ解説していきます。

1.モチベーショングラフ

今までの人生を振り返って、モチベーションの上下を整理する手法です。

これによって、自分が何でモチベーションが上がるか、下がるかがわかります。

それがわかれば、仕事において、どんなことがあれば頑張れるかがわかるため、

王道ですがかなり効果ありです。

※イメージ図

 

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※このモチベーショングラフからからわかること

「周りの人たちから評価や注目されるとモチベーションが上がる」

「何をするにも努力した結果が出ないとモチベーションが下がる」

「周りの人たちとの関係でモチベーションが上下する」

つまり、この人は「評価」「努力が結果として出る」ような環境で働くと良いということになります。 

 

以下のことを参考にして、過去の出来事を思い出してみましょう。

小学校

運動会、合唱コンクール、委員会、クラブ活動、

給食、掃除、教室、遠足、課外活動、修学旅行など

中学校

体育祭、合唱コンクール、委員会、部活、

クラブチーム、英語、先輩後輩、大会、受験、修学旅行など

高校

体育祭、文化祭、部活、委員会、文理選択、他校との交流、

修学旅行、総体、受験、センター試験、春休み、過去問、赤本など

2.意思決定の理由を整理

あまり知られていませんが、人は1日に9,000回意思決定をしています。

その理由をひも解くことで、「どんな会社が合うのか」がわかるというものです。 

 

主な意思決定としては、大学選び、高校選び、部活選びなどの【選択理由】や、

なんで辛かったのに部活を続けたのか、受験勉強を頑張ったのか、

【続ける理由】を探すことです。

例)大学を選ぶ理由

①心理学を学びたかった ⇒ 面白そうだから

→心理というもやもやしたものを考えるのが好き

 

②家から近いところで選んだ ⇒ 通学が面倒で大変だから

→家という安心できる場所が近くにある企業が良い 

 

例)部活が辛かったけど辞めなかった理由

①仲間がいたから頑張れた ⇒ 一緒に頑張る仲間がいる環境なら続く

→一緒に働く仲間が大事

 

②自分が成長を実感できたから頑張れた ⇒ 成長を実感できる仕事なら続く

→自分の成長が感じられる仕事に就くことが大事

3.やりたいことよりできることを探す

やりたいことは、その時々の興味・関心なので変わります。

小学校や中学校のときにやりたかったことと、

今現在やりたいことは変わっていると思います。

 

それは、いろいろな情報や知識が入ることで、

選択肢が増えた中でやりたいことを選ぶからです。

 

一方、できることは今まで積み重ねてきたものなので、あまり変わりません。

例えば「自分に負けず嫌い」「提出期限は必ず守る」「人の気持ちを感じ取る」など、

その人の価値感そのものを表すものです。

 

いやいや、そんなことで?というかもしれませんが、

実際に「幼稚園から大学まで無遅刻無欠席です」とアピールして内定を勝ち取った方もいます。

 

無意識でできていることを、仕事でどうやって活かすかを考えましょう。

そして、得意なことを活かすためには、

どんな環境、仕事がいいのかを探していきましょう。

 

  • 苦にならないことは何か?
  • 周りができていなくて自分は当たり前にできていることは何か?
  • これだけは私自身、ゆずれないものは何か?

 

上記の観点でできることを探してみましょう。

自己分析はどこまでやるのか

自己分析は大事とよく聞きますが、どこまでやればいいのか悩むと思います。

 

自己分析が完璧となる一つの基準として、

自分自身の価値観とそれに紐づく経験を語れることです。

 

上記の例で記載した価値観はこちらです。

「努力が結果として出る仕事が大事」

「自分の成長が感じられる仕事に就くことが大事」

「一緒に働く仲間が大事」

 

そして、その価値観に「なんでその価値観になったか?」という問いに

答えられるようになれば、自己分析は完了と思って問題ないと思います。

自己分析と企業研究はセットで行う

セミナーで共通して言っていたのが、

自己分析を単体でやっても意味がない、ということです。

自分を知りながら、相手(企業・仕事)を知る。

 

自己分析と企業研究はセットでやると

「自分に合う仕事」「自分に合う会社」が見つかります。

例えば、先ほど記載した価値観と照らし合わせると、

「努力が結果として出る仕事」 ⇒ 選考企業の仕事内容で叶えられるか?

「自分の成長が感じられる仕事」 ⇒ 選考企業の仕事内容で叶えられるか?

「一緒に働く仲間」 ⇒ 一緒に働く社員と合っているか?

このように確認すると、自己分析した価値観が合うかどうかがわかります。

ぜひやってみてください。