内定率も上がり、就職率も上がっている中で、
離職率はここ最近ずっと30％台をキープし続けています。
入社した後に、就職支援をした学生（今は社会人）から、よく相談を受けます。
「入社後にGAPがあって辞めたい」
「やりたいことが全然できない」
「残業がないと聞いていたのに毎日ある」
新卒で入社した会社を辞めて、
非正規社員から再度正社員になるためには、新卒のときより100倍も難しくなります。
そうならないために、入社前に知っておくべきことがあります。
この3つに当てはまる人は、本当に注意してください。
入社後に悩む新社会人の3つの特徴
入社後に悩む人の3つの特徴は以下の通りです。
- 社風だけで企業を選んだ人
- 業界・職種研究不足で入社する人
- 2社以上の企業から内定をもらった人
それぞれ解説していきます。
1．社風だけで企業を選んだ人
どんな人と働くかは確かに大事ですが、それだけで選ぶと大変なことになります。
面接で会った人たちが良い方でも、直接上司になるとは限りません。
また、部署やチームによって雰囲気が異なるケースが多くあります。
特に店舗型ビジネスを展開している企業は注意が必要です。
店長によって全く異なる雰囲気になることがしばしばあります。
社風は就職先を決める大きい要素ですが、実は離職の一番の理由が人間関係です。
「人だけ」で選ぶとGAPが生まれやすいので注意しましょう。
2．業界・職種研究不足で入社する人
業界・職種研究不足で失敗する人はかなり多いです。
実際に仕事をやって「向いていない」
「やりたいことができない」となる確率が高くなります。
例えば、広告業界に興味があって入社したが、
毎日テレアポをするという仕事が向いていないということは起こりうることです。
特に、ブライダル業界や旅行業界、企画やマーケティングなど
カッコいいキラキラした言葉を使う業界や仕事は、
裏側を本当に理解しないとGAPは必ず起こります。
3．2社以上の企業から内定をもらった人
これは意外かと思われるかもしれませんが、
「もう1社の方に行けば良かった」となるパターンです。
選べるからこそ、後悔もしやすくなります。
2社選択肢がある中で、「なぜこの企業に決めたのか」という理由が明確でなければ、
もしかしたら後悔するかもしれません。
当てはまった人がやるべき2つのこと
企業について情報を収集する
社風で選んでいる人も、業界・職種研究ができていない人も、
どちらも情報が不足しているからGAPが起こってしまいます。
特に、業界と職種に関しては、
インターネットだけではなく実際に働いている人に聞いて理解を深めると良いでしょう。
内定をもらっていれば、現場社員にいろいろ聞きたいですと人事に伝えれば、
面談をセッティングしてくれるはずです。
企業を選ぶ判断軸を明確にする
ここが一番難しいところです。
判断軸に正解がないため、自分で決めなければなりません。
オススメは、企業を見て選ぶときに見る情報すべてを書き出すことです。
やり方は、勤務地、休日数、仕事内容、社風、残業時間、業界、企業理念など、
すべて書き出します。
その後、当てはまっていれば○、わからないのであれば△、
当てはまらないのであれば×、という感じで付けていき、
○が全体の70～80％くらいあればGAPは少なくなると思います。
最終チェックリスト
企業が伝えている内容を正しく受け取らないとGAPが生まれてしまいます。
特にGAPが起きやすいところのチェック項目を作りましたので、参考にしてみてください。
仕事内容
・何が大変なのかを知っている
・1年目の業務を具体的に理解している
・仕事上の辛いこと、苦しことの対処法を考えられている
福利厚生
・基本給を知っている
・昇給率・平均年収を知っている
・手当の内容を知っている
いかがでしたか？
まだ入社していない今なら間に合います。
後悔のない就職活動にしていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
