【はたらくリアル #】シリーズは、様々な業界の方にインタビューをして、表も裏ない、生のはたらくことの実態を知ってもらうことを目的に書いています。
少しでもあなたのキャリア形成のプラスになれば嬉しいです。
※あくまで働いてる人の主観です
今回は、不動産業界の法人営業職で働いている方の【はたらくリアル】をご紹介します。
簡単な人柄紹介
中学校、高校とバスケットボールに熱中し、大学では飲食店(レストラン)のホールを担当。入社してからも女性の営業職として法人顧客を担当し、日々いろいろなお客さんに対して、営業活動をしている。
1つの業務に責任があるし、自分の態度や言動にも責任があるから、社会人って甘くない
それをちゃんと自覚することが大事
私:まずはじめに、どんな就活をしていたのか、教えてください。
彼女:就活自体は3月のナビ解禁と同時に始めました。
私:最初はどういったところを見ていたんですか?
彼女:最初は食品業界の商社やお酒メーカーを見ていて、基本的には大手を受けていました。それぞれ理由があって、食品業界の理由は食べ物やお酒が好きだから関わりたいというのと、商社の理由は、幅広く知りたいから。メーカーだと自分のメーカーの商品しか扱えないのでやめました。
私:なるほど。それから?
彼女:6月くらいに食品業界を辞めました。1社内定もらってたんですけど、人が合わないなと思って辞退しました。それから業界関係なくいろいろ見るようになりました。ITとか不動産とか化学商社とか。
私:幅広く受けるようになっていったんですね。どうやって企業を探してたんですか?
彼女:基本的には就職ナビはマイナビだけで、自分で就職エージェント見つけて3社くらい使っていました。
私:なるほど。何を基準に企業を見ていたんですか?
彼女:私は3つ基準がありました。
「女子でも営業職を採用している、営業職女子がいる」
「若いときからバリバリ活躍できる」
「風通しが良い社風」
1つ目の「女子でも営業職を採用している、営業職女子がいる」というのにしたのは、シンプルにお金を稼ぐためです。小さいころからお小遣いの管理をしたりしていたので単純に稼ぎたいなと。
2つ目の「若いときからバリバリ活躍できる」というのは、力を付けたいからです。お金を稼ぐために必要なので。
3つ目の「風通しが良い社風」は中高の部活が厳しかったので、フランク過ぎず、上下関係はしっかりしているけど面倒見がいいところ、というので選んでいました。
私:それで今の会社を選んだんですね。就活終えるために9ヶ月間かかったんですもんね。
彼女:そうですね。就活9か月間やってましたね。でも見返してやりたいと思っていたし、周りの人も助けてくれたので頑張れました。
私:9ヶ月目でやっと入社した今の会社に決めた理由はなんですか?
彼女:面接していて、話が合ったと感じたんですよね。社風があったというか。あと、営業職の女性がいたもの自分の軸と合っていたので入社を決めました。
私:入社してからはどんな仕事をしているんですか?
彼女:基本的に法人営業がメインです。社宅を探している人に対して、代行会社を通して仕事の依頼が来て、ご案内、成約という形になります。仕事の流れとしてはこんな感じです。
仕事の流れ(法人営業)
①借り上げ社宅等の代行会社からお客様の依頼が来る
②お客様に対して電話でヒアリング
③ヒアリング内容をもとに資料をメールで送る
④電話してイメージと合っているか確認する
⑤アポイント取得
⑥案内して成約
1日スケジュール(訪問なし)
9:00 出社、メールチェック
9:15 掃除
9:30 朝礼
9:40 契約業務、物件の資料を送る
12:00 ランチ
13:00 資料送った会社に電話、アポイント、追加で案件をもらう、
20:00 帰宅
1日スケジュール(訪問あり)
9:00 出社、メールチェック
9:15 掃除
9:30 朝礼
9:40 案内の準備
10:00 来店対応(契約の確認、条件の確認)
11:00 案内の準備
11:30 3~4件の物件を案内する(あっちこっち行く)
18:00 次の日の準備
20:00 帰宅
1ヶ月で約20件(人)くらいを担当して16人くらい案内します。競合が3社いるので、そこに勝たないといけません。お客様は大手企業で賢い人なので、どう説明してどう納得してもらうかが大変ですね。
私:結構忙しいし、大変そうですね。具体的に大変なことはどんな感じですか?
彼女:入社してから苦労したことは、家を選ぶ条件を譲ってくれない方が大変でした。特に譲ってくれないのが賃料と通勤時間です。地方から来る人もいるので、相場がわからないから困ります。
私:そういった方にどうやって営業するんですか?
彼女:現状を伝えることを意識します。ないものはないので、現状3件しかないけどどうします?とか聞いて、イメージのすり合わせを行います。
私:福岡とか大阪から東京に来ると、全然相場が違いますからね。
彼女:そうなんですよね。あと専門的な知識(23区の知識)を聞かれるので勉強も大変です。具体的には、ここの住みやすいの?とか治安良いの?とかスーパーある?とかですね。
私:ちなみにオススメは?笑
彼女:門前仲町ですね。下町の雰囲気があるし、歩いて清澄白河に行けるし、治安が良い。昔から住んでいる方が多いから良い感じです。
私:なるほど。意外ですね!笑 すみません。脱線しました。逆にやりがいはありますか?
彼女:やりがいは、お客様と直で話せるので感謝されるところですかね。「〇〇さんに頼んで良かった」と言われるのが嬉しいですね。あとは、いろいろな人と話してコミュニケーションを取るので、コミュニケーション能力が磨けます。年齢も幅広いですし、役職も幅広いです。しかも業界も幅広いのでいろいろな企業を調べたり、いろいろな仕事が知れるのは面白いですね。10万円前後の高い賃料の部屋が見れるのも楽しいです。笑
私:めちゃくちゃ幅広いですね!楽しそう。それぞれの特徴とかあるんですか?
彼女:ありますよ。例えば、金融系ですとめちゃくちゃきちんとしています。費用のことについて聞かれたり、保証はどこがもつのか?消毒代は個人持ち?法人持ち?、保険は何でそこ入るの?などなど。まあそこのプロですからね。
あとは製薬系だと良い人とかしっかりしている人が多い印象で、通信系とか報道系は気さくで話しやすい方が多いです。
私:確かにそんな人たちと話していたらコミュニケーション能力磨けそうですね。実際、入社後のGAPってありました?
彼女:人の面ではGAPは何もなかったです。いつでも相談に乗ってくれるし、手伝ってくれます。ただ、業務にGAPがありましたね。残業を覚悟してたけど、結構えぐかったです。残業が1日2時間当たり前です。笑
それと入社後に、教育担当が辞めてしまって、自分1人が放置状態になったのもやばかったですね。
私:それはえぐい。残業多くて教えられないってやばいですね。よく続けましたね。
彼女:先輩とか周りの人からも言われますけど、確かに良く続けたなと。笑
私:いや、本当ですよ。笑 将来的にはどんな感じで考えてるんですか?
彼女:将来はお金を稼げる人になりたいです。年収でいうと1000万円くらい。
私:なるほど。なんでまたそんなに?
彼女:両親に楽してもらいたいんですよね。あとは自分の好きなことをして、好きなところに住みたいです。具体的にはお酒とかワインが好きなので、コレクションしたいですし、今はパークアクシスに住みたいです。
※参考:https://www.mitsui-chintai.co.jp/parkaxis/series/
もっと将来的には、フリーランスになりたいですね。
私:いいですね!将来的にはサードプレイスの一員として一緒に何かできるといいですね!
彼女:そうですね!
私:最後に、後輩に伝えたいことはありますか?
彼女:今は辛いと思うかもしれないけど、それを乗り越えればその経験が自信に繋がるし、振り返れば良かったなと思うこともあるので頑張ってください!
私:ありがとうございました!
少しでも「はたらく」ということの参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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