就活とキャリア形成日記


このサイトは「新卒/未経験者」の方が、自らの力で主体的に就職選択ができるようなヒントと考え方が中心です。

4,000人以上の就職を支援してきた就職活動ノウハウと、100社以上の採用コンサルティングをしてきたノウハウを掛け合わせた「就活攻略完全版」をお伝えします。

就職(転職)活動でなかなか上手くいっていない方や、入社した会社に違和感を抱いて転職を考えている人のお役に少しは立てるかと思っています。


GAPを最小限に抑えるための正しい企業選びのポイント

 就職活動をしているときに必ずといっていいほど悩むこと。

 

それは、

「内定をいただいたときに、本当にこの会社で良いのだろうか」

 

とりあえず、内定承諾書にサインして、もっと良い会社探せばいいや!

なんてことをやったら企業側はたまったもんじゃありません。

 

内定承諾書に法的拘束力はないのですが、なんか心苦しい。

しかも内定を承諾して、周りの人に話したら「え?その会社やばくない?」なんてことを言われることも。

 

入社後に「こんなはずじゃなかった、、、」と思わないためにも、

事前にGAPを最小限に抑える必要があります。

 

ここで取り上げるのは、「間違った企業選びの軸」によってGAPが大きくなり、

退職に繋がるケースとしてよくある3パターンをお伝えします。

 

入社後GAPが起こりやすい3つの企業選びの軸

入社後GAPが起こりやすい3つの企業選びの軸は以下の3つです。

  1. 労働条件で選ぶ
  2. 人間関係(社風)で選ぶ
  3. やりたいことで選ぶ

それぞれ解説していきます。

1.労働条件で選ぶ

ここでいう労働条件とは給料、勤務地、転勤の有無、残業時間などです。 

想定されるGAP
  • 採用時に勤務地は東京と言われたけど入社したら大阪に配属
  • 残業時間が10時間と聞いていたけど40時間もある

  • 初任給20万円と聞いていたが、基本給が4万円でボーナスがほとんどもらえない

労働条件は自分ではコントロールできないことが多いです。

勤務地や転勤に関しても、営業所が全国にあるのであれば、

転勤なしと言っても可能性は0ではありません。

 

また、残業時間もナビなどに掲載されているものは、

12ヶ月を平均して出したものです。

繁忙期はもちろん書かれた時間よりも長くなります。

 

給料に関しては必ず確認してください。

基本的な給料の内訳は「基本給+諸手当」です。

初任給20万円(内訳:基本給10万円+見込み残業7万円+営業手当3万円)なんてこともあり得ます。 

2.人間関係(社風)で選ぶ

今やほとんどの人が重視する「社風(会社の雰囲気)」ですが、退職理由で一番多いのも人間関係です。 

想定されるGAP
  • 面接で会った人はものすごく良かったけど、今の上司は全然違う
  • 入社前はフレンドリーだったのに、入ったとたんあまり話さなくなった

  • 優しい社風から、厳しい社風に変わった

説明会や面接で「この人と働きたい!」と思っても、

必ずしも一緒に働くとは限りません。

 

実際に私も面接で5~6人と会いましたが、

その人たちと一緒に働いたことは今までありません。

 

部署によって雰囲気が違う企業もあるのも事実です。

 

また、入社前はあんなに優しかったのに、

入社した途端厳しくなった、、、ということも良く聞きます。

入社前はまだ「お客様」として扱われるので優しくするのは当然です。 

3.やりたいことで選ぶ

面接で「入社したらやりたいことはなんですか?」と聞いて、

「そのやりたいことならうちでできる」と言っていたのにも関わらず、

できないことが、結構あります。 

想定されるGAP
  • 企画がやりたかったけどできない
  • 人との役に立ちたい!という漠然としたやりたいことで、実際の仕事とのGAPが大きい
  • すぐにキャリアチェンジできるといってたけど結局いけない

会社という組織は、個人個人がやりたいことをやっていたら成り立ちません。

もちろんやりたいことが何か、どんなレベルなのかにもよりますが、

学生が考える「やりたいこと」は、理想と現実のGAPが大きいことが多いです。

 

実際にやりたいことと仕事(ビジネス)がどう結びついているのかを理解しておくといいかもしれません。 

あわせて読みたい記事

内定承諾前に確認した方が良いこと

1.労働条件の細かいところ

給料の内訳、社会保険は完備しているか、住宅手当の条件は何か、

モデル年収はどのくらいか、など働く上で大事なことです。

 

もちろん、入社したら変わる可能性もゼロではないですが、

事前に確認できることはしておきましょう。

2.細かな仕事内容

可能であれば、年の近い先輩社員との面談を組んでもらいましょう。

 

既存営業しかないと聞いても、新規営業をさせられることもあります。

事務と聞いていたのに営業をやらされることもあります。

 

自分自身が明日から働くとなったときにイメージできるくらい、たくさん聞きましょう。

内定取得後に細かいことは確認しましょう

良いところは説明会や面接でいろいろと聞きますが、悪いところはあまり教えてくれません。

 

ただ、選考の途中で聞いてしまうと、マイナスなイメージを持たれてしまいます。

そのため、内定を取得した後に細かなところを確認すると良いでしょう。

 

入社後GAPが起こりやすい3つの企業選びの軸ということで書きましたが、

大事なのは「自分は何があれば続けられるのか」というものを持っておくことです。

 

過去、継続して何かをやった経験がある方は、

「なんで続けられたか」というのを考えてみてください。

 

そういう経験がない方は、「なんで続けられなかったか」を考えてみてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。