【はたらくリアル #】シリーズは、様々な業界の方にインタビューをして、表も裏ない、生のはたらくことの実態を知ってもらうことを目的に書いています。
少しでもあなたのキャリア形成のプラスになれば嬉しいです。
※あくまで働いてる人の主観です
今回は、メーカーで働いている方の【はたらくリアル】をご紹介します。
簡単な人柄紹介
野球が大好きな彼は、チームメイトの活躍が一番の喜びで、キャプテンをやっていた経験がある。
大学に入り、野球だけじゃだめだと思って中国留学を決意。
4歳~8歳の頃まで台湾に行っていて、もう1回話せるようになりたいと思ったのがきっかけ。
その留学中に今の奥さん(日本人)と出会い、奥さんのおかげでいろいろな困難を乗り越えられたと語る心優しい方です。
簡単に見えるところだけをみて入ったけど現実は違った
(現在、仕事で悩み中)
私:まずはじめに、どんな就活をしていたのか、教えてください
彼:就活自体は3年生の6月くらいのインターンからスタートしました。本格的にスタートしたのは、3年生の2月・3月くらいからですね。
もともとスポーツをやってきたので、スポーツ関係の仕事か生活で身近にあるものという理由でメーカー、もしくは留学に行っていたので、語学が活かせる商社・貿易関係を見ていました。基本大手しか見ていませんでした。
私:なるほど。結構がっつりやってますね。
彼:でも、4月、5月くらいに面接が苦手だったので、ダメだダメだと思い込んで落ち込みました。
そこで、みんなとは違う就活をしたい!と思ってウォンテッドリーとかを見ていたんですけど、そこでDeNAベースターズを見つけて「こういう方法があるのか!」と思ってそれで進めていきました。
そしたら、あるベンチャー企業に6月に内定をもらい、そこで承諾してインターンをスタートしました。
承諾した理由は、「家族の幸せだと思える人を増やしたい」という理念、想いに共感したからです。事業内容も、その人(妊婦や子育てなど)に必要な情報を発信していて、記事を書いている会社です。
私:理念が自分の考えと一致したんですね。良いですね。
彼:そして、3ヶ月のインターンをしたのですが、そこで少し疑問を抱きました。
私:どんな疑問ですか?
彼:考え方は素晴らしいけど、仕事は自分に向いてなかったんです。今思えばスキルがなかった、覚悟がなかったと思うのですが、発信していく手段(仕事)が、、、
ここで楽観的な希望だけでは就職してはいけないと思ったんです。
仕事ではなかなかうまくいかない、でも仕事はあるから、終電ギリギリで帰るというのの繰り返し。そういう中で12月にその会社で働くのを辞めました。
考え方には共感したけど、仕事内容が合わなかった
私:仕事内容が合わなくて終電ギリギリはきついですね、、、その後はどうなったんですか?
彼:卒業間近の2月から就職活動を再開しました。きっかけは、付き合っていた人に「あなたとの将来を考えられなくなった」と言われたのが大きかったです。自分だけで考えていたらずっと引きこもっていたんですけど、家族や友人に話せて、周りの支えがあったから復活できました。
私:良かった、、、そこで私と出会ったんですよね!
彼:そうです!その節はお世話になりました。実際に就活を再開してみて、4年生の3月でも窓口が空いている会社もあるというのは驚きました。そこからは「人と話す仕事、営業が良い」ということで就職しました。ただ、商材を選ぶ立場ではないと思って現在の会社に入社をしました。
私:そうなんですね。笑 現在やっている仕事を教えてください
彼:インテリア関係のメーカーの3年目で、新製品の商品開発をやっています。
私:具体的にはどんなことをしているんですか?
彼:既存の商品があるので、市場に求められているのに満足しているのかどうかを確認し、なんで売れていないかを原因分析して改善する仕事です。ほとんどが改善ですね。
新製品の商品開発の流れ
①社内の実績をみて売れていないものの特定
②自社内での分析
③販売店で聞き込み調査
④販売店で意見をもらった後は、社内の意見をもらう
⑤その意見を設計の部署と協議
⑥アイデアを実現可能な形にする
⑦自社内で作れないものを外部の業者とやりとりして調整する(投資額と仕入れ額の費用対効果を検証)
※⑤~⑦は同時進行
私:仕事で何が楽しいですか?
彼:まだ配属されて間もないので、全体の仕事がわからない状態です。これから見つけていきたいです。
私:逆に大変なことはありますか?
彼:製品の開発期間が長いことです。スポットで新商品を開発したりしているため、開発に2~3年かかります。やったことが短期的に見えないのがやりづらいですね。笑
また、商材に興味関心がないと自分で意図的にアンテナを張ってないと情報が得られないので大変ですけど。笑
商材に興味が持てないと、商品開発は大変
私:もともと営業だったんですよね?
彼:そうです。
私:異動について、商品開発は行きたかったんですか?
彼:いや、もともとは海外営業を希望していて、2年目の下期始まるときに異動届を出していたんですが、商品開発になりました。
私:全く違いますね。当時の心境はどんな感じでした?
彼:ものすごく落ち込みました。海外営業じゃなかったらそのまま営業に残ると思っていたので。でも、上司から商品開発のやりがいを聞いたり、誰もがいける仕事ではないと聞いて、そこで前向きになれました。将来的に、海外営業に行ける可能性もありますしね。
私:そうですよね。もともと営業が良いと思っていたんですもんね。
彼:そうなんです。前にいたインターンで働いていたベンチャー企業で、記事を作るだけの仕事で外部の人と話さない仕事だったのが苦痛で。人と話して受け入れられる仕事が良いと思って営業を志望しました。
私:異動前の営業は楽しかったですか?
彼:ん~。それも微妙ですが、楽しかったこともあります。
私:具体的にはどんな感じですか?
彼:ルート営業が中心でフォローで精一杯(エリアで300~500社担当)だったんですよね。基本的にルート営業はルーティンになるんです。同じお客さんのところに行って改善不満を聞いたりするので同じことを繰り返す。新しい発見がないのがちょっと退屈でした。
私:どうやってモチベーションを保っていたんですか?
彼:売上(数字)が上がっていくのが楽しかったです。何もしなくても毎日積みあがっていくのでだらけていくのもありますけどね。業界的に住宅市場が縮小している影響はあると思います。他の分野に注力しないといけないけど、フォローで精一杯という感じです。
私:実際に入ってみて、入社後にGAPってありましたか?
彼:ありました。実際に入社前は、メーカーの仕事は自社の作った商品を代理店が売ってエンドユーザーに届けるようなイメージを持っていました。
しかし入社後は、商品をネットで購入しているから販売店の提案力が下がっているため、メーカーに直接お問い合わせが来る形になっているため、私自身がそこに時間を割かないといけないんです。そのため、新規開拓が全然できない。
立場が完全に【販売店>メーカー】の構図ですね。
信頼を得るためにお客様の言いなりにならないといけないし、そうしないと売上が立たない。マーケットが限られてるから大手3社がほとんどを占めていて、その中で取り合っている状態なので。
私:なるほど。やりにくそうですね。今後、将来的にはどうしていきたいとかありますか?
彼:今後は、会社に依存せずに自分でお金を稼げるようになりたいと思ってます。
学生時代からずっと思っていたのがまだ残っています。自分でやるならスポーツ系(野球)が良いし在庫を抱えないビジネス、身の一つでできるものが良いと思っています。
私:良いですね!一緒に頑張っていきましょう!最後に読者に伝えたいことをどうぞ!
彼:私は「考え方に共感した」で体験インターンをして一度失敗し、「営業」というもので商材に興味がなくても入社をしています。ただ、「簡単に見えるところだけ」で選ぶと現実は違います。販売店の方が立場が上なんて知らなかったので。なので、ちゃんと調べて入社することをオススメします!
私:ありがとうございました!
少しでも「はたらく」ということの参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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