筆記試験や適性検査も通過して、人事面接も通過。次が最後の最終面接。
その最終面接で落ちるとこれまでの時間はなんだったんだ、
なんで内定が取れないんだ、と悩むことが多いかと思います。
売り手市場だと、
「とりあえず最終面接まで通過させておく」という企業もあるのは事実です。
ただ、最終面接は今までの面接とは全く異なります。
面接相手は、部長、役員、社長とお偉い方々で、何を評価するのかも全然違います。
ここでは、今まで採用コンサルタントをのべ200社以上やってきた経験から、
最終面接で企業が見ていること、どうやったら内定が取れるのかをお伝えします。
企業が最終面接で見ている3つのポイント
企業が最終面接で見ている3つのポイントは以下の通りです。
- 覚悟
- 意欲
- ビジネスマナー
それぞれ解説していきます。
1.覚悟
「内定もらえたら他の企業に行かず、御社に行きます」というものです。
具体的には、言葉ではなく、行動で示す、
つまり、他の企業を辞退するということになります。
複数の内定を持っている内定ホルダーという言葉がありますが、
企業側からしたら「本当にうちに来てくれるのだろうか」と不安になります。
また、最近になって見られるようになってきたのは社会人になる覚悟です。
正社員以外の道が選択肢として増えてきた中で、
正社員とアルバイトの違いを明確に理解できているかが見られます。
アルバイトは時給なので、時間に対してお金が払われますが、
正社員は月給になるので、成果に対してお金が払われます。
したがって、正社員は受け身ではいけないですし、
積極的に仕事に取り組まないといけない責任が発生することを忘れてはなりません。
2.熱意・やる気
「入社したら、将来このようなことがやりたいので頑張ります」という意気込みです。
企業が1人採用して1人前に育てるのに約3年かかります。
その3年間で1,000~3,000万円のお金を投資してくれるため、その投資額に見合う熱意が大事です。
また、企業研究をどのくらいまでやっているかも見られます。
企業は「熱意=行動」と捉えるため、ホームページを隅々まで確認したり、
鋭い逆質問をしたりと、行動でアピールすることが大事になります。
3.第一印象・ビジネスマナー
面接の前に、「今日はよろしくお願いします」、
終わった後に「今日はお忙しい中、貴重なお時間を頂きありがとうございました」という挨拶です。
上の役職に行けば行くほど、礼儀を重んじる傾向にあります。
一緒に働くなら、新卒に求める元気で明るく振舞える人の方が高評価です。
+αを意図的に伝える
企業が最終面接で見ている3つのポイントをお伝えしましたが、
覚悟や意欲はどうしても伝わりづらいです。
なので、伝え方を工夫する必要があります。
例えば、「企業選びの軸はなんですか?」という質問に対して、
「社風と仕事内容です!」だけではなく、
そこに「社風と仕事内容で御社のこういうところに合っているので志望しました!」と伝えると、より伝わりやすくなります。
ここで大事になってくることは「相手の求めていることを伝える」ことです。
自分からだらだら話しても逆に評価が悪くなります。
相手の求めることを端的に的確に伝えることを意識しましょう。
逆質問が最後で最大のチャンス
企業は最後の「何か質問ありますか?」の質問次第で評価が変わります。
ここで見ているのは、「自社に対してどれだけ準備してきているか」
「自社に対してどれだけ熱意を持っているのか」です。
つまり、「質問はありません」と答えた瞬間で、不採用になるといっても良いでしょう。
ただ、最終面接までの面接で聞きたいことを全部聞いてしまった、、、という方がほとんどです。
もし、本当になければ、この言葉を伝えると好印象です。
「質問ではないのですが、今の面接を通して御社の志望度が高まりましたので、
内定いただけたら入社させていただきます!」
この一言を最後に言うだけで全然印象が変わります。
ぜひチャレンジしていただければと思います。
いかがでしたか?
もし、最終面接を控えているのであれば、参考にしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。