エントリーシートは、企業が初めて目にする書類になります。
文章構成や使っている言葉によって、学生の特徴を理解したり、
レベルを把握するためにも使われることもあります。
でも、求職者からすると、こんなに時間かけたのに一瞬でお見送りになるのは辛い...
という声があるのも事実です。
エントリーシートには正しい書き方があります。
ここでは、面接官の視点から、エントリーシートのどこを見ているのか、
どんなエントリーシートだと通過するのか、というのをお伝えします。
企業がエントリーシートで観る3つのポイント
様々な項目がある中で、企業側はどこを見ているのか。
企業がエントリーシートで観る3つのポイントは以下の通りです。
- 強みや経験が仕事で発揮されるか
- 提出時期
- 学歴(高校と大学)
それぞれ解説していきます。
1.強みや経験が仕事で発揮されるか
自己PRや学生時代で学んだことが、仕事で活かされるかどうかを判断します。
企業は活躍してくれる可能性が高い人材を採用するために、採用をしています。
例えば、新規営業を行う仕事なのに対し、
アピール内容が「1つのことをとことん突き詰めます」というものだったら、
ミスマッチが容易に想像できるかと思います。
エントリーシートを書く際は、応募企業の仕事内容をイメージして、
何が求められるのかを知ってから書くことをオススメします。
2.提出時期
意外な盲点かもしれませんが、いつ提出したかも見ています。
仕事をイメージして、提出納期がある中でどれくらいに完成品を送ってくるかを見ます。
実際、最も多くエントリーシートの提出が多いタイミングは、
締め切り間際で95%の人が出すそうです。
締め切り間際になると、エントリー数が多い企業の人事は学歴しか見ません。
それだけで判断するしか時間がないためです。
締め切り2週間前に提出すれば、
ちゃんと内容も見てくれるので、時間に余裕をもって提出しましょう。
3.学歴(高校と大学)
やはりESの提出を必要としている企業は、それだけ応募者が多いので、
ある程度足切りをする必要があります。
学歴は大学までの努力の結晶なので、大学はもちろん、
企業によっては高校の偏差値も確認することもあります。
その学歴で判断されないためにも、②提出時期でもお伝えしましたが、
提出期限ギリギリで出すのではなく、余裕をもって出しましょう。
通過するための4つのポイント
企業がエントリーシートで判断するポイントは4つです。
それぞれ通過するESとお見送りになるESの特徴を挙げました。
内容
ただ自分の伝えたいことを伝えれば良いというわけではありません。
ポイントでもお伝えした「企業の求めること」を書かないと確実に落ちます。
理想は「自分の得意なところ」×「企業の求めていること」を書くと通過率が上がります。
表現方法
具体的でイメージができやすい表現を使いましょう。
例えば、学生時代に頑張ったことは「飲食店のアルバイトです」なのか
「飲食店のアルバイトでお客様に満足してもらうための接客です」なのかでは、
印象が異なります。
一目でどんなものかイメージできるように書きましょう。
文章構成
起承転結が理想ではありますが、
文字制限があったりするかと思うので、オススメは「PREP法」です。
結論→理由→具体的→結論の順で書くとわかりやすい文章構成になります。
企業担当がESを読む時間は、多くて1分ほどです。
1分で何を伝えたいか、シンプルかつ明白にする必要があります。
仕事との繋がり
学生時代に頑張ったことや自己PRの最後に
「貴社の仕事では○○というところにおいてこの経験が活かされると思います」
というのが書かれているかどうかです。
ただ、ここは企業の仕事内容がイメージしづらいと書きにくい部分ではあります。
そのため、学校のキャリアセンターやOBOG訪問をうまく活用して、
仕事理解を深めてから書くと良いでしょう。
必ず添削をしてもらいましょう
添削してもらう人は、両親でも良いですし、
学校のキャリアセンターでも友人でも良いです。
客観的に見て、変な箇所はないか、
表現がおかしくないかを見てもらう必要があります。
エントリーシートを読むのは、全く関わったことがない初見の人です。
その人が読んで一発で理解してもらわないと通過しません。
そのため、少なくとも2~3回は社会人からのフィードバックを受けましょう。
まとめ
エントリーシートを書くマニュアルや例文はたくさんあります。
企業がエントリーシートで観る3つのポイントは以下の通りです。
- 強みや経験が仕事で発揮されるか
- 提出時期
- 学歴(高校と大学)
自分なりにアレンジをして、
自分らしいエントリーシートを書けるようになりましょう。
参考にしていただけると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。