就職活動において、
ほとんどと言って良いほど書かなければいけないESと履歴書。
せっかく時間をかけて1週間も練りに練って書いたのにお見送り、サイレント。
なんで全然時間もかけずにやってる人の方が通過するのか、、、
といういらいらを覚えたことはあるかと思います。
実際に私もESや履歴書を書くのに1日悩み、
書き上げるまでに1週間以上もかかるということがざらにありました。
でも結果は1社も通過せず。。。
せっかくだからいろいろ変えてみよう!と思って、
少しずつアレンジを加えていくと、落ちていたのが嘘のように通過していきました。
そこでいろいろ試した「ES・履歴書通過のノウハウ」をお伝えできればと思います。
ESと履歴書を書くときに出てくる各項目をシリーズ化して解説していきます。
他のシリーズはこちら。
【例文あり】通過するES・履歴書の書き方~ガクチカ編~
https://san3284.hatenablog.com/entry/2020/02/23/103157
【例文あり】通過するES・履歴書の書き方~自己PR編~
https://san3284.hatenablog.com/entry/2020/02/16/222347
【例文あり】通過するES・履歴書の書き方~趣味・特技編~
今回は、志望動機の書き方をお伝えします。
志望動機を書くときの3つのポイント
面接の準備をするときに、一番手間がかかって考えるのが大変な志望動機です。
その名の通り「志望」する「動機」なのですが、
ちゃんと志望動機になっていないことも多々あります。
ここでは書き方や文章構成というより、
どういった内容が良いのかを上記3つのポイントに絞って、お伝えします。
志望動機を書くときのポイントは以下の3つです。
- 企業のことを褒めすぎない
- 自分と企業の共通点を伝える
- 動機の種類が大事
それぞれ解説していきます。
ポイント①企業のことを褒めすぎない
企業の良いところのみを伝えるというこのパターンは、
一番「間違った志望動機」として書くケースです。
例えば以下のような志望動機です。
食品業界
私が貴社を志望する理由は、 貴社の〇〇という商品が好きで、それに携わりたいと考えたためです。 特にその商品は〇〇という特徴があり、ここの部分が好きです。 また、〇〇という商品も好きで、ぜひその商品に携わりたいと思ったので志望しました。IT業界
私が貴社を志望する理由は、教育研修がしっかりされているからです。 資格取得もできますし、6ヶ月という長い期間研修をしていただけるということで 自分自身も成長していけると思ったので志望しました。商社
私が貴社を志望する理由は、貴社の事業展開に興味を持ちました。 全国に支店があり、国内はもちろんのところ、 海外にも積極的に展開しており、将来性があると感じましたので志望しました。極端かもしれませんが、無意識でこのように書いている人もいます。
相手の良いところを褒めるのは大事ですが、それだけになってはいけません。
ポイント②自分と企業の共通点を伝える
では、どのように書いたらいいのか。
それがこの「共通点」を伝えるということです。
恋愛と同じように「私はあなたの家族思いなところが好きです。なぜなら私も家族を大事にしていて、同じ思いを持っているからです」みたいな形で伝えると、より意欲が伝わります。
上記の例を1つ取り挙げて解説します。
これに“共通点”を入れると、
“教育制度”について会社と自分の共通点(なぜ教育制度が大事かを自分の経験で伝える)を書くとより具体的になり、企業も納得しやすくなります。
ポイント③動機の種類が大事
最後に大事になるのが、「共通点」の種類です。
上記の例の“教育制度”はあまり志望動機としてはふさわしくありません。
理由は「この人は教育制度をしっかり用意しないと成長しない受け身人間なのか?」
と思われてしまう可能性が高いからです。
いわゆる、条件や制度に共通点を見出すのはリスクを伴います。
ではどこに共通点を見出せばいいのか。
それは下記の2つがおすすめです。
1.価値観
企業の価値観、つまり経営理念やビジョンと自分の価値観が一致していることを伝える志望動機です。
例えば、、、
お客様に喜んでもらうことが私のやりがいに感じます。 私はアルバイトをしている中で、常にお客様第一で考えていました。
どんなに忙しくても常にお客様にアンテナを張り、グラスが空いていたら声をかけたり、寒そうだったらひざ掛けを渡したりしました。 その結果、お客様から高い評価を得ることができ、お客様の感謝がやりがいに感じました。 したがって、お客様第一主義という考えに自分が合致しているため、志望します。
2.自分の強みの活かし方
企業の仕事内容のなかで自分の強みがどう活かされるかを伝える志望動機です。
例えば、
このように、自分の経験との繋がりを書くと企業から評価されます。
エントリーシートでどこまで志望動機を入れるか
志望動機の作り方やポイントはなんとなくわかったが、
書く欄が200~300文字くらいしか書けないということもあるかと思います。
文章構成の基本は、結論→理由→具体例→まとめになりますが、以下のイメージです。
面接で具体的に言えるようにしよう
エントリーシートでは簡潔に書くことを意識するため、
具体例を長く書くことはありません。
ただ、面接になると、より具体的に答える必要が出てきます。
そのため、400~500文字程度で準備しておいて、
エントリーシートでは200~300文字に、
本番では400~500文字にすると良いでしょう。
いかがでしたか?
マニュアル本とか、講座とかでいろいろと書き方を聞きますが、
実際に作ってみるとかなり大変で時間がかかります。
前もって事前に準備しておきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。