就職活動において、
ほとんどと言って良いほど書かなければいけないESと履歴書。
せっかく時間をかけて1週間も練りに練って書いたのにお見送り、サイレント。
なんで全然時間もかけずにやってる人の方が通過するのか、、、
といういらいらを覚えたことはあるかと思います。
実際に私もESや履歴書を書くのに1日悩み、
書き上げるまでに1週間以上もかかるということがざらにありました。
でも結果は1社も通過せず。。。
せっかくだからいろいろ変えてみよう!と思って、
少しずつアレンジを加えていくと、落ちていたのが嘘のように通過していきました。
そこでいろいろ試した「ES・履歴書通過のノウハウ」をお伝えできればと思います。
ESと履歴書を書くときに出てくる各項目をシリーズ化して解説していきます。
他のシリーズはこちら。
【例文あり】通過するES・履歴書の書き方~自己PR編~
https://san3284.hatenablog.com/entry/2020/02/16/222347
【例文あり】通過するES・履歴書の書き方~志望動機編~
https://san3284.hatenablog.com/entry/2020/02/24/212812
【例文あり】通過するES・履歴書の書き方~趣味・特技編~
今回は、学生時代頑張ったことの書き方をお伝えします。
ガクチカで企業が観ていること
企業が観ていることは、「ポテンシャル」です。
学生時代の経験から、どれくらいの熱量で行動ができるのか、
どんな視点で行動しているのかを観ます。
また、その点でいうと、自己PRと似ているのですが、
ここでよくある質問として、
自己PRと学生時代頑張ったことが被るけどどうすればいいですか?
というのがあるので、本題に入る前に少し解説します。
答えとしては、エピソードは別々の方が良いです。
理由としては、1つのエピソードだけだと、
他に何もやってないのではないか、と思われてしまう可能性が高いからです。
そしたら書くことがなくなる、、、
という方もいるかと思いますのでオススメを1つお伝えします。
学生時代頑張ったことは、大学時代のこと。
自己PRは、高校(もしくは中学)のこと。
分けて考えるとエピソードは出てくると思います。
書くときのポイントは3つ
書くときのポイントは以下の3つです。
- 経験の活かし方を書く
- 取り組んだ行動を書く
- 意識したことを書く
それぞれ解説していきます。
1.経験の活かし方を書く
一番大事なのが、頑張った経験が仕事でどう結びつくのかを伝える必要があります。
ここで問われてるものは、
学生時代の経験と社会人の仕事(お金をもらって行う仕事)のブリッジングです。
例えば、
学生時代に頑張ったことは、居酒屋のアルバイトです。
お客様に喜んでもらうために、飲み物がなくなったら声をかけに行ったり、メニューに悩んでいたらオススメを提案したりしました。
結果として「◯◯さんの接客良かったよ!」と言われ、すごくやりがいを感じました。
会社に入社しても、お客様に満足してもらうために努力をします。
上記の経験では、接客志望なら良いかもしれませんが、営業志望では少し弱いです。
営業志望であれば以下のようになります。
学生時代に頑張ったことは、居酒屋のアルバイトです。
お店の売上目標を達成するために、試行錯誤しました。そのためにはお客様に喜んでもらう必要があるので、接客スキルを磨いたり、メンバーと協力したりしました。
結果として売上前年比130%を達成しました。
会社に入社しても、売上目標を達成するために自分にできることは何でもやっていきます。
営業は売上目標を達成することが仕事なので、上記なエピソードの方が評価されます。
また、同じ居酒屋でもキッチンの仕事もあります。
学生時代頑張ったことは、居酒屋のアルバイトです。
いかに効率よくさばくかを考えていました。そのために、メンバーと連携を取ったり、早く料理が作れるように練習しました。
結果として注文が入ったらすぐに料理を提供できるようになりました。
会社に入社しても、効率よく仕事をしていきます。
この例ではタイプとしてはエンジニアや事務系です。
いかに効率よく頭を使ってタスクをこなすかは、事務職やエンジニア職に繋がってきます。
居酒屋1つにとっても、志望する仕事によってエピソードは変えた方がいいですね。
2.取り組んだ行動を書く
実際にアルバイトで頑張った"行動"を書きましょう。
より具体的に書くと良いです。
例えば上記の一番上の例でいうと、
学生時代に頑張ったことは、居酒屋のアルバイトで周りを見て行動したことです。
お客様に喜んでもらうために、飲み物がなくなったら声をかけに行ったり、メニューに悩んでいたらオススメを提案したりしました。
結果として「◯◯さんの接客良かったよ!」と言われ、すごくやりがいを感じました。
会社に入社しても、お客様に満足してもらうために何を求めているのかを常に考えてなんでも応えられるように努力をします。
下線にしたところが変えた部分です。
少し行動を付け加えるだけで一気にイメージがわきます。
実際にやった行動ベースで書くと「仕事でも同じ行動をしそうだな」となるので、
頑張ったことと仕事のブリッジングが出来ているという高評価になる可能性が高いです。
3.意識したことを書く
行動だけでも十分イメージがわきますが、もうワンランク上の書き方をお伝えします。
それは、行動の際に意識したこと、
つまりどういった思考回路でその行動をしようと思ったのかを伝えることです。
上記の例に付随すると、
学生時代に頑張ったことは、居酒屋のアルバイトで周りを見て行動したことです。
快適にストレスなく過ごしてほしいと考えたためです。
お客様に喜んでもらうために、飲み物がなくなったら声をかけに行ったり、メニューに悩んでいたらオススメを提案したりしました。
結果として「◯◯さんの接客良かったよ!」と言われ、すごくやりがいを感じました。
会社に入社しても、お客様に満足してもらうために何を求めているのかを常に考えてなんでも応えられるように努力をします。
この人はこういう思考で行動を取るのか、と深いところまで知ることができます。
ほんの一手間ですが、
この一手間はエントリーシートや履歴書のみで判断される時は非常に大事です。
理想はエピソードを3つ用意
業界や職種に合わせて、3つほどエピソードを用意しておくことが理想です。
「サークル」「アルバイト」「学業」の3つが王道ですが、
他にも「長期インターン」「ビジネスコンテスト」などが挙げられます。
ただ、「ボランティアに行っただけ」の経験はあまりオススメしません。
もちろん行くこと自体は悪くないのですが、仕事に繋がりにくくなるためです。
今のうちからできる、資格取得やお金を稼ぐ経験などをやって、
企業にアピールするエピソードを作っていきましょう。
いかがでしたか?
学生時代頑張ったことがないという方もいるかもしれませんが、
普段無意識でやっていることを意識化すれば出てきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。