就活とキャリア形成日記


このサイトは「新卒/未経験者」の方が、自らの力で主体的に就職選択ができるようなヒントと考え方が中心です。

4,000人以上の就職を支援してきた就職活動ノウハウと、100社以上の採用コンサルティングをしてきたノウハウを掛け合わせた「就活攻略完全版」をお伝えします。

就職(転職)活動でなかなか上手くいっていない方や、入社した会社に違和感を抱いて転職を考えている人のお役に少しは立てるかと思っています。


【例文あり】通過するES・履歴書の書き方~自己PR編~

就職活動において、

ほとんどと言って良いほど書かなければいけないESと履歴書。

 

せっかく時間をかけて1週間も練りに練って書いたのにお見送り、サイレント。

なんで全然時間もかけずにやってる人の方が通過するのか、、、

といういらいらを覚えたことはあるかと思います。

 

実際に私もESや履歴書を書くのに1日悩み、

書き上げるまでに1週間以上もかかるということがざらにありました。

でも結果は1社も通過せず。。。

 

せっかくだからいろいろ変えてみよう!と思って、

少しずつアレンジを加えていくと、落ちていたのが嘘のように通過していきました。

 

そこでいろいろ試した「ES・履歴書通過のノウハウ」をお伝えできればと思います。

ESと履歴書を書くときに出てくる各項目をシリーズ化して解説していきます。

他のシリーズはこちら。

 

【例文あり】通過するES・履歴書の書き方~ガクチカ編~

https://san3284.hatenablog.com/entry/2020/02/23/103157

 

【例文あり】通過するES・履歴書の書き方~志望動機編~

https://san3284.hatenablog.com/entry/2020/02/24/212812

 

【例文あり】通過するES・履歴書の書き方~趣味・特技編~

https://san3284.hatenablog.com/entry/2020/02/26/233645

 

今回は、自己PRの書き方をお伝えします。

そもそも自己PRとは何か

言わずと知れた絶対に聞かれる自己PR。

そもそも自己PRとは「自分の良いところを企業にアピールすること」です。

 

PRは「Public Relations」の略語で、

組織とその組織を取り巻く人間(個人・集団・社会)との

望ましい関係をつくり出すための考え方および行動のあり方です。

 

つまり、自分と周りとの関係を良好にするための考え方、行動のあり方という意味になります。

 

自己PRは何も大学時代のことを書く必要はありません。

あなたが今まで生きてきた中でのことを書けば問題ありません。

 

よくあるエピソードとして「アルバイト」「サークル」

「学業」「学生団体」「ボランティア」「部活」などが挙げられます。

自己PRを書く上ではずせない3つのポイント

自己PRを書く上で絶対にはずせないポイントは以下の3つです。

  1. わかりやすさ
  2. 一貫性
  3. 具体性

それぞれ解説していきます。

1.わかりやすさ

一番初めに大事になるのが、一目で自分が何者か伝わるわかりやすさです。

特に意識した文章構成は、PREP法です。

P=Point(結論)

R=Reason(理由)

E=Example(事例、具体例)

P=Point(結論を繰り返す)

 

それを文章に当てはめると、以下のイメージです。

P=

「私の強みは問題発見、解決力です。」

R=

「いろんな意見をまとめて問題となっていることを解決することが得意だからです。」

E=

「100人ほど旅行サークルに所属しており、そこで旅行先を決めるときに国内旅行に行くのか、海外旅行に行くのか、意見が対立しました。その際に私は仲裁役としてメンバーの間に入り、「なぜ海外なのか」「なぜ国内なのか」を旅行に行きたいと思っている60人全員の意見を聞いたところ、海外が良い理由が自然に触れたいという意見が90%以上と多くありました。そこで私は国内で自然が多いところを提案したら、全員合意し、結果として、全員妥協することなく、旅行を楽しむことができました。」

P=

「この経験を活かして、顧客の問題を見つけて解決していきます。」

 

このようなイメージです。

2.一貫性

ここでいう一貫性とは2つ意味があります。

  1. 自分のアピールした強みが応募企業の仕事内容に活かされるかどうか
  2. 「強み」と「経験」に整合性があるか

 

上記の例だと、この自己PRが活かされる仕事は「問題発見・解決」ができる仕事、

つまり営業やコンサルティングになります。

 

また、強みと経験の整合性ですが、実際に問題が何で、

どう解決したも書いてあるため、一貫性があると人事や面接官は判断します。

 

よくありがちなのが、チームで解決したから「協調性」と書くこともありますが、

協調性では範囲が広すぎる(人によってイメージが異なる)ため、使いませんでした。

 

また、強みとして課題解決力をアピールしているのにもかかわらず、

経験がチームワークになっていることもあります。

 

上記の例だと、

問題発見は「2択による意見の対立ではなく、自然に触れたいイメージが国内と海外で意見が分かれた」になります。

そのための解決策は「国内で自然が多いところの提案」です。

3.具体性

わかりやすさを出すために、この具体性が必要になります。

具体性を出すためのポイントは2つです。

  1. 固有名詞(少し具体的に)
  2. 数字を入れる

上記の例では、わかりやすくこの一文を抜き出します。

100人ほど旅行サークルに所属しており、そこで旅行先を決めるときに国内旅行に行くのか、海外旅行に行くのか、意見が対立しました。

まず固有名詞ですが、ここは固有名詞というより「旅行サークル」と書いています。初めにどんなサークルなのかというのを書くことで、読者のイメージがしやすくなります。

 

続いてはこの一文。

その際に私は仲裁役としてメンバーの間に入り、「なぜ海外なのか」「なぜ国内なのか」を旅行に行きたいと思っている60人全員の意見を聞いたところ、海外が良い理由が自然に触れたいという意見が90%以上と多くありました。

数字を入れることで、「60人の意見を聞く」というのがどれくらい大変か、想像がしやすくなります。

そこで、「60人も意見を聞くなんて行動力もあるな」

「本音の意見を聞けるだけの信頼関係構築力もあるな」

と追加でプラス評価をもらえる可能性も出てくるのは事実です。

 

マニュアル本とか、講座とかでいろいろと書き方を聞きますが、

実際に作ってみるとかなり大変で時間がかかります。

自己満足のPRには注意

よくある勘違いで、自分のPRしたいことだけをPRする方がいます。

 

今ちょっとドキッとした方は要注意です。

 

自己PRは企業が「この人はうちの仕事で強みが発揮できるか?」

という観点で見るものです。

自分が言いたいことだけを言うのは、もちろん大事な時もありますが、

わがままな人という印象を与えかねます。

 

上記でもお伝えした通り、相手目線を大事にして書きましょう。


 

 

企業がどの視点で自己PRを見ているか、

ということも知っておいた方が良いかと思いますので、あわせてこちらの記事もご覧ください。

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最後までお読みいただきありがとうございました。