就活とキャリア形成日記


このサイトは「新卒/未経験者」の方が、自らの力で主体的に就職選択ができるようなヒントと考え方が中心です。

4,000人以上の就職を支援してきた就職活動ノウハウと、100社以上の採用コンサルティングをしてきたノウハウを掛け合わせた「就活攻略完全版」をお伝えします。

就職(転職)活動でなかなか上手くいっていない方や、入社した会社に違和感を抱いて転職を考えている人のお役に少しは立てるかと思っています。


【9月卒の就職活動】注意すべきたった2つのポイント

毎年年末から年明けにかけて、「卒業できるかどうか」が決まります。

そこで数人に1人は「留年しました。。。」と絶望することがあります。

 

就職先は決まっていて、もうあとは卒業をするだけだったのに、

卒論提出ミスった、単位が取れなかった、などで留年してしまう。

 

正直、企業からしたら受け入れの準備をしていたのに留年と聞くと、

想像以上にショックを受けるのも事実です。

でも、学生はもっといろんな複雑な感情に襲われてしまいます。

 

留年が決まったと同時に、内定取り消しからの就職活動を再度しないといけない、

学費が半年分またかかる、3月卒業ではなく、9月卒業になる不安など、

様々なことで頭がいっぱいになります。

 

実際に留年した人の就職を支援してきて、採用側にも携わった経験から、

「9月卒になったらどうなるのか?」というのを書いていきます。

9月卒業は不利?

ほとんどの人がそう思うかもしれませんが、それほど不利ではありません。

 

私自身、実際に9月卒の方の支援を何人もしてきましたが、

一般的な新卒の学生とほとんど変わらずに就職ができています。

 

ただ、不利になるケースもあり、以下の2つです。

  1. 何年も留年している
  2. 留年について何も思っていない

1年の留年ならまだ挽回できますが、2年以上している場合はかなり不利になります。

ストレートな新卒と比べて2年遅れると、2年目の社員と比較されます。

その上であなたが採用される理由を伝えないといけないのでかなり大変です。

 

また、企業は「留年=失敗」という認識を持ちます。

その失敗について何も思っていないと、

「この人は失敗から学ばない人」という認定をうけますので、注意が必要です。

注意すべき2つのポイント

9月卒になると新卒就活と少しだけ変わることがあります。

注意すべき2つのポイントは以下の2つです。

  1. 留年の理由の回答
  2. 書類で判断されないようにする

それぞれ解説していきます。

1.留年の理由の回答

9月卒になると必ずと言っていいほど聞かれる質問があります。

注意すべきことは、この2つの質問に対して、企業が納得する回答を伝えることです。

  1. なんで留年したのか
  2. いつから働けるのか

それぞれ解説していきます。

 

なんで留年したのか

これは必ずと言っていいほど面接では聞かれます。

「遊んでいたから」「サボっていたから」いろいろな理由はありますが、

大事なのは、「留年したことに対してどう思っているのか」です。

 

まあいいや!と思っている時点で受かりません。

「留年ということを反省し、今後にどう活かすか」というのを伝えないといけません。

 

2.いつから働けるか

新卒採用は4月入社が基本ですが、

9月卒は10月からでも翌年4月からでもどちらか選べます。

 

企業によっては、10月から働いてほしいというところや、

翌年4月から新卒と一緒に働いてほしいというところもあります。

 

実際に多いのは、翌年4月から新卒ストレート組と一緒に入社するケースが多いです。

9月に卒業した後の半年間はアルバイトをしたり、

資格取得の勉強をしたりしてる方もいます。

 

どちらが良いかは企業によるので、選考中に必ず確認しておきましょう。

書類で判断されないようにする

企業は「9月卒」という単語を見るだけで悪い印象を受けてしまうことがあります。

 

特に、エントリーシートや履歴書のみで書類選考を行う企業だと、

理由を伝えられずに書面だけで落とされてしまいます。

 

そうなると完全に不利になってしまうのも事実です。

書類選考だけではなく面接をしてくれる企業を探すといいでしょう。

やり方次第で就職はできる

実際に、企業からの声として「3月卒も9月卒もあまり変わらない」という声が多くあります。

第二新卒という言葉が出てきたように、

新卒一括採用にこだわる企業が減ってきているのかもしれません。

 

一方で、経歴だけで判断されることも少なくありません。

履歴書や書類選考の通過率が悪くなる傾向もあります。

 

なるべく多くの手段を使いながら進めていくことをオススメします。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。