就活とキャリア形成日記


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【事務職なら長く働けるは嘘!?】長く働くために大事な3つのこと

昔から長らく言い伝えられてきた【事務職=長く働ける】

その言い伝えが終わりを迎えているのかもしれません。

 

一昔前まで、事務職に入れば一生安定というのが王道パターンでした。

 

しかし、今や入るのも難しければ、長く働くのも難しい時代になりつつあります。

この記事ではどうやったら事務職で長く働けるのか、というのをお伝えいたします。

事務職が長く続けられない本当の理由

事務職といえば転勤なし、

残業なしでワークライフバランスが取れる職業として人気でした。

 

ただ、IT化が進み、PCが大きく発達したことにより、

今までは人がやっていた作業を全部自動化できるようになってきました。

 

事務職が安定しない本当の理由は、

「職業を失う可能性がある」ためです。

 

つまり、事務職という職がなくなり、

退職もしくはジョブチェンジをせざるを得なくなるということです。

 

上記の通り、事務職の正社員募集は年々減少しています。

一方で、事務職のアルバイト・パート社員募集が増えています。

 

つまり、企業が事務職を正社員で雇う理由がなくなってきているということです。

安定としてきた正社員に就けなくなるリスクが一番大きい職種が事務職なのです。

事務職で長く働くために大事な3つのこと

事務職で長く働くために大事な3つのことは以下の通りです。

  1. 長期的キャリアプラン・ライフプランを立てる
  2. 事務スキル+〇〇を身につける
  3. 復帰できるような環境づくり

それぞれ解説していきます。

大事なこと①「長期的キャリアプラン・ライフプランを立てる」

キャリアプランも大事だが、特に大事なのがライフプランです。

いつ結婚して、いつ子育てして、いつ復帰するのか。

もしくは、どうスキルアップして、企業内でどんな人になりたいか。

 

現段階での理想プランを考え、計画を立てます。

 

例えば、27歳に結婚し、29歳くらいに子どもを産んで産休育休に入り、

幼稚園に入った33歳に復帰したい、というライフプランの場合。

 

現在の年齢を22歳としたら、29歳までの7年間をどう過ごすかが大事になってきます。

この7年で今後の人生が決まると言っても過言ではありません。

 

そして、子どもを育てるのにどれくらいのお金が必要かも計算しておくと良いでしょう。

お金が必要だけど正社員に戻れず、

子どもに対してお金で制限をかけてしまうことも出てきます。

大事なこと②「事務スキル+〇〇を身につける」

ライフプランを立てたら、産休育休までをどう過ごすかが、

「長く働ける=復帰できる」かを左右します。

上記の場合ですと、7年間でどんなものを身につければ復帰できるでしょうか。

 

そこで大事になってくるのが、「事務スキル+〇〇」という考え方です。

 

〇〇というのは付加価値です。

一般事務職だけだとAIやロボットに仕事が奪われてしまうため、

「普通の事務員ではない」ことが大事になります。

 

例えば、営業事務であれば顧客対応、

他にも経理、総務、労務、社内システム開発などが当てはまります。

 

つまり、「代えの効かない人」というブランディングをすることが重要なことです。

 

「〇〇さんは事務スキルは普通だけど、顧客対応力高いよね」

「〇〇さんは事務スキルはちょっとだけど、経理部門では欠かせない人」

 

自分の強みが活かされる「〇〇」を見つけると、長く働ける可能性が高くなります。

大事なこと③「復帰できるような環境づくり」

そして、最後に一番といっていいほど大事になってくるのが、職場の方の理解です。

周囲の協力なしでは復帰もできません。

 

そのために「自分自身のキャリアプラン」を伝える必要があります。

 

例えば、「結婚するまでに会社で裏方のスペシャリストのような人になって、

みんなから信頼される人になります」

もしくは、「長く働くために、〇〇のようなスキルも身につけて精進します」

みたいなイメージです。

 

信頼される人になれば、復帰も後押ししてくれる、むしろ歓迎してくれるはずです。

 

でも、実際はどうなのか、本音は気になります。

 

そのキャリアプランをイメージするために、

面接で「御社で活躍されている女性の特徴って何ですか?」と質問してみてもいいかもしれません。

 

その答えが自分の目指す像になる、もしくは似るようにすれば復帰はしやすくなります。

転職で事務職に就職するのがベスト

上記でお伝えした通り、事務職として長く働くためには、

事務スキル+〇〇を身につけることが大事になってきます。

 

そこで最近、注目されているのが、IT業界からの転職で事務職に就く流れです。

 

IT業界にいれば、パソコンについて詳しくなり、

何かしらのシステムトラブルも対応できる力が身につきます。

 

何より、企業内で使うシステムに対応できさえすれば、

会社から重宝される可能性が非常に高くなります。

まとめ

事務職=安定の構図が崩れてきて、

どうやったら事務職で長く働くかをお伝えしました。

 

事務職で長く働くために大事な3つのことのまとめです。

  1. 長期的キャリアプラン・ライフプランを立てる
  2. 事務スキル+〇〇を身につける
  3. 復帰できるような環境づくり

 

そして、IT業界から転職して事務職に就いて続けている人も増えてきています。

自分自身において、上記3つをぜひ考えてみてください。

 

また、この書籍も参考にしてみてください。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。