就活とキャリア形成日記


このサイトは「新卒/未経験者」の方が、自らの力で主体的に就職選択ができるようなヒントと考え方が中心です。

4,000人以上の就職を支援してきた就職活動ノウハウと、100社以上の採用コンサルティングをしてきたノウハウを掛け合わせた「就活攻略完全版」をお伝えします。

就職(転職)活動でなかなか上手くいっていない方や、入社した会社に違和感を抱いて転職を考えている人のお役に少しは立てるかと思っています。


内定後の後悔とは?ブラック企業の見極め方を徹底解説!

せっかく内定をもらって入社したのに、ブラック企業だった。

入社する前から気づいておけば、まだ別の会社に行けたのに、と後悔する方が多くいます。

 

また、入社したときは納得して入社してても、入社後に後悔する人がいます。

一番もったいないのは、すぐに離職してしまうことです。

 

ここでは、会社説明会の中で、どのポイントを見ればブラック企業を見極められるか、

というのを100社以上採用コンサルティングした経験からお伝えします。

そもそもブラック企業とは

実際に「ブラック企業」というのは、定義は人それぞれです。

厚生労働省は正確に定義してはいませんが、よくあることとしては、

 

・給料が低い(法律で定められている最低賃金を下回っている)

離職率が高い(新卒離職率平均は3年で35%)

長時間労働(残業時間100時間以上)、残業代が出ない

・有給休暇が取れない(申請しても却下される)

パワハラ、セクハラ、モラハラなど、ハラスメントの常態化

 

などが挙げられます。

 

これはネットの評判を見ても嘘か本当かわからないところです。

実際に評判を書くアルバイトもあるのも事実です。

一番初めに企業と会う「会社説明会」で分かれば、リスクなく企業を選べます。

様々な企業のコンサルティングをしている視点から、

会社説明会で次の3つを見ておけばある程度わかりますので、参考にしてみてください。

会社説明会で見るべき3つのポイント

会社説明会で見るべきポイントは以下の3つです。

  1. 説明会をしている人に覇気・元気がない
  2. やたら社風が良いと話す
  3. 労働条件のことを話さない

それぞれ解説していきます。

1.説明会をしている人に覇気・元気がない

そもそも学生の前に立つ仕事をしている以上、良く振舞おうとするのは常ですが、

それでも「楽しそう」と感じないのは、疲れている証拠です。

 

業務的になっているように感じたら、

「あ、ここは採用に力を入れていないんだな」と思っていただいて大丈夫です。

 

採用に力を入れていない ≒ 人を育てる気があまりない

という企業は多いです。

 

新卒採用は、素人で未経験を採用して育てていくのが大事なので、

そこに関心がない企業に入社したら大変なことになります。

 

これは面接を受けて行く中でも同じです。

面接を受けていて、面接官が「楽しく働いてそう」と感じれば、

仕事にもやりがいを感じている人が多い傾向にあります。

 

また、仕事にやりがいを感じている人が多ければ人間関係が良好なケースが多いです。

2.やたら社風が良いと話す

「アットホームな雰囲気です」「風通しの良い社風です」などなど、よく聞くフレーズです。

ただ、「会社」の「風」と書いて「社風」なので、

実際に入って感じてみないとわかりません。

 

その社風をものすごく推すということは、

それ以外に魅力がないという可能性があります。

 

事業内容から見る会社の強み、会社の成長性、

仕事内容など、他に具体的なアピールポイントがないと、社風のみになります。

 

根本的に「社風が良ければ多少の重労働も頑張れるでしょ!」という考え方があるかもしれません。

「社風だけ」を魅力として挙げる企業は、気を付けた方が良いでしょう。

3.労働条件のことを話さない

一番聞きにくいことですが、一番気になることです。

それを説明会の時点で伝えるのは、企業としてもリスクになり得えます。

 

離職率」「初任給」「平均残業時間」「有給休暇消化率」

「平均勤続年数」といったところでしょうか。

 

労働条件について触れない企業は、

もしかしたら何か隠したいことがあるのかもしれません。

 

逆にあえて企業から伝えるということは、やましいことがないという証拠になります。

ただ、間違えてはいけないのは、数字を正しく理解することです。

 

離職率も母数によって見方が変わります。

同じ離職率10%でも、200人入社して10%なのか、

10人入社して10%なのかだと離職の内容が変わってきます。

 

平均残業時間も同じです。

「繁忙期」と「閑散期」の平均で出しているため、

それぞれどれくらい残業するのかも知らないといけません。

 

説明会ではすべて伝えてくれるとは限らないので、

説明会後に少し時間をいただいて聞きに行くのでも良いでしょう。

内定後面談で最終判断しよう

今回は会社説明会の時点でわかることをお伝えしましたが、

一番事細かに聞けるタイミングは、内定後の面談です。

 

特に、人事ではなく現場で働いている社員に聞くことがオススメです。

実際に入社後にやる仕事は人事ではなく、現場で働くことになります。

 

人事と現場でGAPが起きている可能性もあるので、

現場の1年目に聞くことで実態がわかりやすく表れます。

 

内定をいただくと、企業は不祥事を起こさない限り内定取り消しできません。

まずは内定を取ってから判断する、というのが一番良い方法です。

 

参考にしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。