就活とキャリア形成日記


このサイトは「新卒/未経験者」の方が、自らの力で主体的に就職選択ができるようなヒントと考え方が中心です。

4,000人以上の就職を支援してきた就職活動ノウハウと、100社以上の採用コンサルティングをしてきたノウハウを掛け合わせた「就活攻略完全版」をお伝えします。

就職(転職)活動でなかなか上手くいっていない方や、入社した会社に違和感を抱いて転職を考えている人のお役に少しは立てるかと思っています。


好印象を与える質問の仕方。逆質問のポイントを解説

逆質問はした方が良いけど、どんな質問をしたらいいのかわからない。

質問の内容が良くても、悪い印象を与えてしまうこともあります。

 

実際に、面接内容で好印象でも、最後の逆質問の印象が悪かったら落ちます。

ここでは、好印象を持ってもらう「質問の仕方」をお伝えします。

逆質問には2種類ある

実は逆質問には2種類あります。

面接官が逆質問を受けたときに感じるのは、以下の2種類です。

  1. マイナスな質問
  2. プラスな質問

それぞれ解説していきます。

1.マイナスな質問

福利厚生、勤務地、休み、残業時間など、「労働条件面」の質問です。

例えば、以下のような質問です。

「残業時間はどれくらいありますか?」

「転勤はありますか?」

「年収はどれくらい上がりますか?」

2.プラスな質問

キャリアパス、入社前にやっておくべきこと、事業やビジネスに関する質問など、

「仕事やキャリアについて」の質問です。

例えば、以下のような質問です。

「御社の10年後はどのような事業を展開していますか?」

「仕事のやりがいはなんですか?」

「将来のビジョンは何ですか?」

自分の知りたい情報を知るのが質問なのですが、

気づかないところで企業側の印象が決まってしまいます。

逆質問で企業が落とす理由

面接の内容が合格でも、最後の逆質問でその結果が一気に覆ることが多々あります。

 

企業が逆質問で落とす理由は、上記のマイナスな質問をしたときです。

 

「研修制度はありますか?(ないと何もできないのですが、、、)」

「転勤はありますか?(できればしたくないのですが、、、)」

「残業はどれくらいありますか?(残業はしたくないのですが、、、)」

 

上記の質問をしたときに、

企業側の印象としては()の中のことを思ってしまうためです。

前置きで意欲を伝える

ポイントは、()の中のことを感じさせる前に意欲を伝えることです。

直接聞くとマイナスな質問になりますが、工夫すれば伝わり方が変わります。

 

いくつか伝え方の事例をお伝えします。

事例1 研修制度

Before

「研修制度はありますか?(ないと何もできないのですが、、、)」

After

「いち早く一人前になりたいのですが、研修制度はどんなことをやるんですか?」

事例2 転勤

Before

「転勤はありますか?(できればしたくないのですが、、、)」

After

「生活環境が整った状態で仕事に励みたいのですが、

実際に働く場所はどこになりますか?」

事例3 残業時間

Before

「残業はどれくらいありますか?(残業はしたくないのですが、、、)」

 After

「仕事を覚えるためには時間がかかるのを承知の上で入社するのですが、

最初はみなさんどれくらいまで残って仕事をされるんですか?」

本当に知りたいことの前に意欲や意図を伝えたり、

聞き方を工夫すれば情報は得られます。

ストレートに聞くのではなく、少し工夫して聞いてみてください。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。