就活とキャリア形成日記


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4,000人以上の就職を支援してきた就職活動ノウハウと、100社以上の採用コンサルティングをしてきたノウハウを掛け合わせた「就活攻略完全版」をお伝えします。

就職(転職)活動でなかなか上手くいっていない方や、入社した会社に違和感を抱いて転職を考えている人のお役に少しは立てるかと思っています。


【例文あり】面接での逆質問のポイントと注意点

逆質問は、面接の最後に必ず聞かれる質問です。

面接の受け答えが終わり、ほっと一安心した瞬間、

「最後に何か質問はありますか?」とほとんど聞かれます。

 

「ありません」と答えたら落とされるのではないか、と心配になったことはありませんか?

企業が聞くからには意図があります

答えないと関心がないという判断で落とされてしまいます。

 

とはいっても、何を質問したらいいかわからない、、、

 

そんな方のために、

【面接官から高評価を得られる逆質問】の作り方をお伝えいたします。 

企業が逆質問をする3つの理由

そもそも、面接という場は求職者と企業がお互いを理解する場なので、

企業から逆質問をすることはごくごく自然なことです。

では、企業はなぜ逆質問をするのでしょうか。

 

逆質問をする面接官の意図は以下の3つに分類されます。

  1. どれだけ企業研究をしているか確かめるため
  2. 求職者の価値観を確かめるため
  3. 企業がアピールするため

それぞれ解説していきます。

1.どれだけ企業研究をしているか確かめるため

逆質問というのは、

求職者がどれだけ企業研究しているのかを確認する一面も持っています。

 

HPに書いてあることを質問したら、

「この人、うちの企業のこと、全く興味ないな」と思われて、お見送りになります。

HPや資料に載っていないことを質問できるように準備しましょう。

2.求職者の価値観を確かめるため

逆質問の内容で、求職者が何を大事にしているかがわかります。

やりがいなのか、労働条件なのか、働く環境なのか。

 

そこを確認して、企業は合否の判断をすることもあります。

「残業はありますか?」という質問と「やりがいはありますか?」という質問では、

求職者が何を知りたいのかは一目瞭然です。

3.企業がアピールするため

意外と思われるかもしれませんが、

上記でもある通り、質問する内容は求職者が気にするところが多いです。

その気にするところでアピールできれば、求職者の志望度を上げることができます。

 

3つ目はともかく、1つ目と2つ目の理由は、

ほとんどの企業が見ているところになるので、逆質問は用意した方が良いでしょう。 

高評価を得るためのポイント

逆質問を聞く意図はわかったが、

どうやって作ったら良いかわからないという方が多いと思います。

 

大事なことは1つだけです。

それは、

面接官の立場(仕事)に合わせた質問ができているか

 

もう少し詳しく解説していきます。

面接官の立場とは、実際に面接官が行っている業務のことです。

面接官の立場
現場社員
人事・人事責任者
部長
役員・社長

それぞれ解説していきます。

現場社員

仕事内容が現場に一番近いため、「仕事内容」についての質問が好ましい

 

人事・人事責任者

人事の仕事は採用だけではなく、教育、評価も行うため、その辺りの質問が好ましい

 

部長

部長の仕事は、マネジメント、部の方針決め、育成など、

現場から少し離れているため、視点を「上司」にするのが好ましい

 

役員・社長

役員・社長の仕事は、企業の方針決め、事業創り、組織開発など、

大局的なことが多いため、抽象度の高い質問が好ましい

 

それぞれの立場の仕事を理解すれば、

どのようなことを聞けばいいかがなんとなくわかってきます。 

評価が高かった事例集

採用コンサルタントの経験から、

企業から「良い質問だね~」と評価が高かったものを少しお伝えします。

現場社員にする質問

「一日の具体的なスケジュールはどんな感じですか?」

「仕事のやりがいや大変なところはどこですか?」

「顧客と商談するときに、気を付けているところはありますか?」

人事・人事責任者

「御社で活躍している人の特徴や共通項はありますか?」

「将来の理想の組織を目指す上で、今回の新入社員に期待することは何ですか?」

スキルアップ研修や自分の望む研修は受けられますでしょうか?」

部長

「部下に求めることは何ですか?」

「マネジメントする上で、心がけていることはありますか?」

「今所属している部門を、今後どのようにしていきたいですか?」

役員・社長

「今後の事業展開はどのように考えていますか?」

「この会社を5年後、10年後、どのような会社にしたいですか?」

「会社経営する上で、一番大切にしていることは何ですか?」

間違っても社長や役員面接で、

「1日のスケジュールは何ですか?」と聞かないでください。

内心は「教えたところで、1年目からそんな仕事しないから」と思っています。

 

少しでも参考になると嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。