就活とキャリア形成日記


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4,000人以上の就職を支援してきた就職活動ノウハウと、100社以上の採用コンサルティングをしてきたノウハウを掛け合わせた「就活攻略完全版」をお伝えします。

就職(転職)活動でなかなか上手くいっていない方や、入社した会社に違和感を抱いて転職を考えている人のお役に少しは立てるかと思っています。


【志望業界がある方へ】第一志望に内定をもらえる人の3つの特徴

就職活動は早く終われば良い、遅く終わったら悪い、というものではありません。

第一志望に内定取れたという方もいれば、

第一志望は全滅して仕方なく内定もらったところに入社した方もいるでしょう。

 

今回は過去、4,000人以上の求職者と面談をしたからわかる、

志望業界に内定を取得した人の特徴をまとめました。

 

もし志望業界(企業)に絶対に行きたいという人は必見です。

内定をもらえる人の3つの特徴

第一志望の企業に内定をもらえる人の3つの特徴は以下の通りです。

  1. 現実を理解している
  2. 自分と志望業界で求められることのGAPを埋める努力をしている
  3. やりたいこと&できること(得意なこと)&求められることが一致している

それぞれ解説していきます。

1.現実を理解している

志望業界は理想を抱きがちです。

広告業界はキラキラしててかっこいい、銀行は安定していてつぶれない、

旅行業界はお客様に合ったプランを提案できる、

などなど「良い面」しか見ていない人は落ち続けます。

 

その業界の裏側を理解している人は入社後GAPが少ない可能性が高いとして、

通過する傾向にあります。

 

光が強ければ影も濃くなります。

 

「良い面」も「裏の面」も知った上で、それでも目指したいと思うか。

それでも「YES」であればその理由とともに面接でアピールすると良いでしょう。

2.自分と志望業界で求められることのGAPを埋める努力をしている

自分の好きなことをアピールするだけでは受かりません。

相手の求めることを満たしているというアピールは必須です。

 

どうしても化粧品業界に行きたい!というのであれば、

そこで求められることをアピールする必要があり、

食品業界に行きたい!というのであれば、

食品業界で求められることを私は持っていますとアピールする必要があります。

 

その経験や強みがない、という場合は就職活動で身につけましょう。

1年間もあれば十分にいろいろな経験もでき、身に付く可能性はあります。

 

ただ、「好きだから」という理由で決めたら落ちます。

よく聞く「化粧するのが好きで身近だから」「食べるのが好きだから」

というのが理由でしたら、企業側はお客様のままが嬉しいのです。

うちの商品を買ってくれる絶好のリピート客なので、採用には至りません。

例えば、食品業界の商社は、常にトレンドを把握し、

食に対して情報を収集しないといけないと思っています。

そのため、私は常に日経新聞や菓子食品新聞、明日の食品産業などを読んでいます。

みたいなイメージです。

3.やりたいこと&できること(得意なこと)&求められることが一致している

「Will(やりたいこと)」「Can(できること)」

「Must(求められること)」の3つバランスです。

 

落ちる人で多いのが「Will」が強い人です。

旅行に携わりたい、食品業界に携わりたい、という意思だけを持っている人です。

やりたいことがあること自体は、素晴らしいことです。

 

ただ、受かるためには、

「その中で自分のできること、得意なことがどうやったら活かされるか」

「そもそも世の中や企業から求められることなのか」という観点が必要になります。

 

御社のこの商品をもっと広めていきたい、と伝えても、

企業は「いや、今は認知を広めるより、新しい商品開発したいのだが。」

みたいにミスマッチが生まれます。

 

じゃあ商品企画をやりたいです、と伝えても、企画をした経験や強みがないと、

「本当にやりたいの?」と思われるのが関の山です。

 

したがって、大学1年生から計画的にキャリア形成をする必要があります。

もっというと、大学選択のときからです。

 

ただ、過去には戻れないので、今これからどうするかを考えてみましょう。

 

今この瞬間から志望業界に行くためにできることをやり切ることで、

道は切り拓けてくると思います。

業界への志望動機には説得力が必要

志望動機が薄い、浅いとそれだけで落とされてしまいます。

 

説得力を持たせるために必要なことは、「自分自身の過去の経験との紐づけ」です。

しかも、実体験があることが好ましいです。

例えば、以下のようなイメージです。

食品業界を志望する理由は、食を通して人々を笑顔にしたいからです。

様々な食材を取り入れているレストランのアルバイトをしており、

使う食材によって味が変わったり、栄養素が変わったりするため、

食材や料理を提供するときには必ず説明を行います。

説明をしてお客様が食べて喜んでいる姿を見てもっと多くの人に貢献したいと感じました。

そのため、より多くの人に食品を届けられる食品業界を志望しております。

上記の例ではレストランのアルバイトでしたが、

サークルでも中学高校の部活でも何でも大丈夫です。

 

なぜその業界なのか、過去の経験と紐づけるようにしましょう。

業界研究と他社競合の比較はマスト

志望業界のことについて詳しく調べておくのはマストです。

 

業界研究をどうやればいいのか、ということですが、

以下の情報源をおさえておくと良いでしょう。

・業界団体ホームページ
日経新聞・業界新聞を観る
・業界研究セミナー・合同企業説明会にする

一番のオススメは、リクナビの「業界ナビ」を活用することです。

新卒中途関係なく、かなり幅広くかつ深く情報が載っています。

 

また、競合においても他社と何が違うのか、

3C分析、4P分析、5F分析をもとに分析すると良いでしょう。

まとめ

ここまでいろいろとお伝えしてきましたが、まとめです。

 

第一志望に内定をもらえる人の3つの特徴

・現実を理解している
・自分と志望業界で求められることのGAPを埋める努力をしている
・やりたいこと&できること(得意なこと)&求められることが一致している

 

上記に加えて、業界への志望動機に説得力を持たせるために、自分の経験を紐づけたり、
業界研究と他社競合の比較を行ってその企業ならではを見つけることが大切です。

 

第一志望の企業に内定がもらえるように、頑張っていきましょう。

参考になれば嬉しいです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。