就活とキャリア形成日記


このサイトは「新卒/未経験者」の方が、自らの力で主体的に就職選択ができるようなヒントと考え方が中心です。

4,000人以上の就職を支援してきた就職活動ノウハウと、100社以上の採用コンサルティングをしてきたノウハウを掛け合わせた「就活攻略完全版」をお伝えします。

就職(転職)活動でなかなか上手くいっていない方や、入社した会社に違和感を抱いて転職を考えている人のお役に少しは立てるかと思っています。


【自己分析と企業研究の重要性】就活で自分に合う企業を見つける方法

就職活動をしているときに、必ずと言っていいほど迷う、

「自分に合った会社ってどこだろう?」

 

よく「自分に合った会社に入りたいです!」という方に、

「自分に合った会社って何ですか?」と聞くと、なかなか答えが返ってきません。

 

“自分に合った”というのは、大事ですがものすごく抽象的でわかりにくいものです。

面接では、「企業選びの軸は何ですか?」という質問でも聞かれます。

 

何が合えば“自分に合った”となるのかがわからないまま、

言葉だけが独り歩きしているように感じます。

 

そこで私は、たくさんの求職者に

「自分とその企業の合う合わないってどうやって決めてるのか?」

というアンケートを取って回答を見たところ、大きく4つに集約されました。

これが企業を選ぶ軸のヒントになるかもしれません。

 

ここでは、集約された4つについて、

どれが合っていればしっくりくるのかをお伝えします。

合う合わないを決める4つの要素

1.労働条件

働く条件が自分の求めているものと合うかどうかです。

例えば、勤務地、休日(シフト制か土日休みか)、

給料、残業時間などがここに当てはまります。

 

2.価値観

企業の価値観と自分の価値観が合うかどうかです。

例えば、企業理念や社風(利益重視、お客様志向、チームワークを大切にしている、実力主義)などが挙げられます。

 

3.仕事内容

自分の強みが仕事において活かされるかどうかです。

例えば、黙々と作業をすることが得意、人と話すことが好きなど、

計画を立てて取り組むなど、その性格が仕事にマッチしているかが大事です。

 

4.事業内容

商材やサービスに興味があるかどうかです。

例えば、化粧品、食品、インテリアなどの業界や、

メーカー、商社などの業種に興味が持てるかです。

特に大事な2つの要素

上記の4つの中で特に大事になってくるのが(2)価値観と(3)仕事内容です。

この2つは、今まで生きてきた中で蓄積されてきたものなので、変えることは難しいものとされています。

 

一方、(1)労働条件と(4)事業内容は変わりやすく、

(1)はライフステージが変わればそれに伴って変わりますし、(4)の興味というのはすぐに変わります。

 

FUJIFILMが良い例かと思います。

もともとカメラ業界でトップだったのですが、

今現在は医療業界で研究開発をしています。

 

トヨタ自動車も、自動車メーカーとしてトップに君臨していましたが、

今やモビリティーカンパニーとしてIT化していっています。

 

ただ、(2)と(3)はわかりにくく、自己分析をしっかりしないと出てきません。

うまく自己分析できない方は、1人で自己分析の深堀をする方法をご覧ください。

自分に合う企業の最適解

上記の4つの要素全てが自分の求めていることとマッチすれば、自分に合う会社となります。

ただ、全部が合っていることはなかなかないので、

(2)と(3)が最低限、合っていれば、少なくとも合う会社という認定して問題ないと思います。

 

もう少しわかりやすくするために、以下にフォーマットを記載します。

選考中の企業の各項目を書き出してみましょう。

 

■労働条件

勤務地:

休日:

給料:

残業時間:

 

■価値観

社風:

価値観:

 

■仕事内容

職種:

仕事内容:

 

■業務内容

業界:

業種:

最後に

新卒の就活では、100%自分に合う企業を見分けることはできません。

入社したら必ずと言っていいほどGAPが起きてしまうのも事実です。

 

ただ、自分に合う可能性が高い企業は判断できます。

また、自分に合わない企業を見極めることもある程度できます。

 

自己分析をしっかりして、企業研究をフォーマット通り行えば、

少なくとも最悪は避けられると思います。

 

参考にしていただけると嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。