書類選考が通過して、初めての面接が一次面接。
多くの人はここで壁に当たります。
書類選考は通過したものの、毎回一次面接で落ちてしまう
一次面接10社以上落ちていて、なんで落ちているのかわからない
練りに練った内容を考えているけど、うまく伝えられない
一次面接はだいたい現場社員や人事が面接をすることが多いです。
そのため、その人が何を見て合否を出しているのかを知ることができれば、対策ができます。
一次面接の通過率を上げたい方は、参考にしていただけると嬉しいです。
企業が不採用にする3つの理由
企業が面接で不採用にするには必ず理由があります。
その理由を知って、対処できるものは対処していけば通過しやすくなります。
企業が不採用にする理由は以下の3つです。
- 第一印象が良くない
- コミュニケーション能力不足
- ビジネスマナーが悪い
それぞれ解説していきます。
理由1 第一印象が良くない
一次面接は選考フローの中で一番初めに会うタイミングです。
その時の印象は話す内容よりも大事になってきます。
会って3秒くらいで印象が決まるので、
そこで悪印象を与えると選考は通過しにくくなります。
ここで、メラビアンの法則というものをご紹介します。
メラビアンの法則とは「感情や気持ちを伝えるコミュニケーションをとる際、
どんな情報に基づいて印象が決定されるのか」ということを検証したものです。
ここでいう視覚情報とは見た目、
しぐさ、表情、視線など、聴覚情報とは声の質や大きさ、話す速さ、口調などです。
話す内容以前に、第一印象が大事になってきます。
理由2 コミュニケーション能力不足
ここでいうコミュニケーション能力とは、質問に対して適切な回答を返すことです。
ちゃんとした「会話」ができないとお見送りになります。
よく落とす理由としては、「会話が一問一答形式になっている」
「質問に対しての回答がずれている」というものが挙げられます。
例えば、「なぜこの業界を志望したのか」という質問に対して、0から10まで話すこと。
企業が求めているのは、志望した理由をシンプルに伝えることです。
- P(point):結論
- R(reason):理由
- E(example):具体例
- P(point):結論
これに当てはめると、より相手に伝わりやすい文章構成になります。
理由3 ビジネスマナーが悪い
入退室の挨拶、言葉遣い、履歴書の書き方や文字の丁寧さなど、
社会人としての当たり前のことです。
特に大事なことは、元気な挨拶になります。
社会人として、人として挨拶をすることは当たり前です。
始まる際に「今日はよろしくお願いします!」、
終わった後に「今日はお忙しい中、ありがとうございました!」
という言葉がない時点で、落ちると思っていいでしょう。
通過するためにやるべき5つのこと
面接官は、多いときだと1日10人、
月100人と面接をしているので、誰が誰だかわからなくなります。
つまり、どれだけ面接官の記憶に「良い記憶」として残るかが大事になってきます。
上記の不採用理由をふまえて、以下の5つを実践することで通過率を上げられるでしょう。
- 前日までに面接の回答を準備
- 面接前に全身鏡で身だしなみをチェック
- 面接の開始と終了時に挨拶
- 履歴書の字を丁寧に書く
- 元気に明るくハキハキと話す
特に1つ目にある面接の回答の準備は、動画を撮って練習することをオススメします。
自分の中でうまくいったと思っていても、評価するのは相手です。
その相手にどういう印象を与えているのかを自覚することで、改善ポイントが見えてきます。
いくら内容が良くても、印象が良くなければ台無しになるので、
ぜひ印象面を改善していきましょう。
当たり前のことをちゃんとやる
お伝えした内容は、社会人からすると当たり前にやっていることです。
当たり前のことだからこそ、できていないと逆に目立ちます。
「なんか元気だったから通したよ」
「すごく真面目な印象だから良さそうだった」
などなど、一次面接は印象のフィードバックが多いです。
ここを間違えると、
面接で落ちる→内容を見直す→それで受ける→面接で落ちるというループに入ります。
面接でうまくいかなかったら、自己PRを見直したり、
志望動機を考えたりしますが、それ以前に印象面を見直しましょう。
でも間違えたらいけないのは、印象を良く見せるためのやり方です。
根暗で暗い人がいきなり明るくなったら不自然すぎます。
自分に合ったやり方と企業の求めることで印象良く見せることをオススメします。
自分の印象の武器は何か、それを企業にどう思ってもらうか、というのを考えてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。