就活とキャリア形成日記


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4,000人以上の就職を支援してきた就職活動ノウハウと、100社以上の採用コンサルティングをしてきたノウハウを掛け合わせた「就活攻略完全版」をお伝えします。

就職(転職)活動でなかなか上手くいっていない方や、入社した会社に違和感を抱いて転職を考えている人のお役に少しは立てるかと思っています。


【分析結果】大手企業に受かる人の3つの特徴~出身高校が関係している!?~

キャリアコンサルティングをしていると、本当に多くの学生の話を聞きます。

入社してから面談した数を数えてみると、1年間で平均なんと500回以上も面談していました。

 

1回の面談が1時間30分なので、単純計算で750時間、営業日が200日弱としたら、

1日当たり2.5回面談をしていることになります。

 

そんな私が面談して、過去の経歴、経験を聞いて、

すべてをまとめて分析した結果をお伝えいたします。

大手企業に受かる人の3つの特徴

1年に500人以上面談していると、

1度話を聞けば大手企業が受かるか受からないかがわかってきます。

受かる人に共通する3つの特徴は以下の通りです。 

  1. 高校の偏差値が高い(平均60以上&中高一貫校が多い) 
  2. 成功体験を自信に変えている(謙虚でもある)
  3. 部活に熱心に取り組んでいた(自ら考え行動を起こした)

それぞれ解説していきます。

特徴1 高校の偏差値が高い(平均60以上&中高一貫校が多い) 

一般的に学歴は大学名を見ますが、その前の高校の偏差値に特徴がありました。

公立出身・私立出身問わず、高校の偏差値が60以上の人が95%でした。

 

私立高校に通っている人の中学受験の理由は、

自分の意志ではなく、親が勧めたからが大多数です。

 

また、勧めた親は大手企業や公務員に勤めていて、お金を持っている感じでした。

親の年収が、進学先に影響するという調査結果もあるくらいなので、

親の教育熱心さと収入状況が関係ある可能性が高いです。

特徴2 成功体験を自信に変えている(謙虚でもある)

中学受験で合格したということもそうですが、成績で1位を取った、

部活動で県大会に出場したなど、成功体験を「自信がついた経験」と捉えています。

 

自分の頑張った結果が目に見えて表れたときに、

ほとんどの人が達成感を味わっていました。 

そこで「やればできる」ということを学んだ人が圧倒的に多いです。

 

ただ、そこで天狗にならず「まだまだ上には上がいる」ということを忘れずに、

謙虚に努力し続けています。

 

面談の中で功績を褒めたときに、

ほとんどの人が「いやいや、まだ上には上がいますから」という謙虚さが垣間見える返答でした。

特徴3 部活に熱心に取り組んでいた(自ら考え行動を起こした)

ほとんどの人が部活に熱中をしていました。

部活の強さは関係なく、強豪校で活躍していた人や弱小高校でやっていた人、

テニス部やサッカー部、バスケ部など、競技も多種多様でした。

あえていうのであれば、都道府県大会出場以上の成績が多かったです。

 

特に印象的だったのが、

部活の中で「自分で考えて行動を起こした」経験がある人が95%を超えていました。

 

例えば、練習メニューを自分たちで組んでいたとか、

強制ではない朝練習を行っていたなど、主体性がありました。

 

つまり、与えられたことをやるというより、

プラスアルファを考えて、実際に行動を起こしている人が多い傾向です。

 

家庭環境が一番ベースにある

実は一番大きく関わるのは、家庭環境かもしれません。

家庭環境とは、親の年収や子どもに対しての親のかかわり方、

兄弟との仲の良さなど、自分たちではどうしようもならないことです。

 

これを知ったところで、今更どうすることもできません。

ただ、相手(企業)を知れば対策のしようもあるので、企業側をお伝えします。

実は知らない大手企業の選考の裏側

大手企業は、中小企業と異なり、エントリー数も選考者数も多くなります。

そのため、1人1人をちゃんと見たくても見れません。

 

私の知っている企業でどのようにして選考が行われているのか、お伝えいたします。

事例1 エントリーシートを学歴で足切りする

某大手メーカーの企業で実際に行われています。

10万人のエントリーがある中で、選考効率の都合上、

選考に進める人は1万人までと決まっています。

しかも、そのエントリーシートを見て判断する人事部は2人のみ。

 

2人で10万人のエントリーシートを見ないといけないので、

1人1人のエントリーシートを見ると途方に暮れます。

そのため、この学歴以上の学生しか通過させないという判断をせざるを得ないそうです。

事例2 OBOG訪問しないと内定が取れない

某金融機関が実施している「リクルーター」という制度があります。

これは、OBOG訪問で接触した学生に社員がマンツーマンでついて、

人事の代わりに学生接触をする制度です。

 

人事部だけではなく、全社員を巻き込んだ採用をしている企業は、

このリクルーターと10回会って、全員合格じゃないと内定がもらえないなんてこともあります。

事例3 インターン参加者のみの特別選考がある

よく3年生の夏にインターンがあるのですが、

そのインターンに参加するかしないかで、本選考の流れが変わります。

 

インターンに参加して、評価が良く目立てば特別ルートのフローに乗ることができます。

通常は説明会からですが、特別ルートだといきなり二次選考からスタートし、

大手企業でも4月末くらいに内定をもらえる企業もあるんです。

今から大手企業に受かるためにやるべきこと

大手企業に受かる人の特徴や選考の裏側をお伝えしました。

今から大手企業に受かるためにできることは3つあります。

1.インターンに参加する

3年生でこれから就活を始める方は、インターンに参加することをオススメします。

サマーインターンシップに通過していれば、

早期選考で他の人とは違うフローで選考を進むことができます。

 

ただ、インターンシップにも選考があるため、

3年生の夏までには自己分析を終えていると良いでしょう。

2.学校推薦を狙ってみる

意外と知られてないのが学校推薦です。

学校推薦とは、企業から「この大学の学生は毎年〇名は採用したい」という枠のことです。

 

通常ルートとは異なり、教授や学校の推薦がないと受けられませんが、

ライバルは圧倒的に少なくなります。

 

内定をもらえたら承諾しないといけないですが、受かる可能性は高いです。

3.就職活動を本気で取り組む

現段階で4年生の場合は、就職活動に本気で取り組むことをオススメします。

例えば、ある大手化粧品会社に入社した学生は、全国にある工場全てを回り、

改善書を面接で持って行って、その場で内定をもらえたそうです。

 

どれだけ熱量と行動量を持って就職活動ができるかが大事になります。

まとめ

ここまで大手企業に受かる人の特徴を考察してきました。

受かる人に共通する3つの特徴は以下の通りです。 

  1. 高校の偏差値が高い(平均60以上&中高一貫校が多い) 
  2. 成功体験を自信に変えている(謙虚でもある)
  3. 部活に熱心に取り組んでいた(自ら考え行動を起こした)

 

やはり、どれだけ自分で考えて行動したか、

その量が多く、質が高い人ほど大手企業に受かる確率は高そうです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。