就職活動で、一度は気にする企業規模。
「大手企業は安定しているけど、歯車の一部になるのかな?」
「この中小企業って名前知らないけど、入社して大丈夫なの?」
「ベンチャー企業は裁量が大きいけど、会社がつぶれないか不安」
いろいろなネットの情報に踊らされないよう、実際にそれぞれ大手企業、中堅中小企業、ベンチャー企業で働いている人から情報を収集し、徹底比較します。
そもそも大手企業の定義とは?
中小企業基本法という法律で、以下のようにそれぞれ定められています。
※参照:https://www.chusho.meti.go.jp/soshiki/teigi.html
資本金をあえて増やさない企業もあります。
これは、中小企業税制という制度があり、中小企業税制資本金額が1億円以下の場合、中小法人とみなされ、税制上の様々な特典あるためです。
アイリスオーヤマ、ヨドバシカメラなど、知っている企業でも分類は中小企業になることがあります。
ちなみに、ベンチャー企業の定義はありません。
設立から日が経っていない会社や新しいサービスを開発してリリースする会社など、人によって様々です。
大手・中堅中小・ベンチャーのメリットデメリット
もちろん、それぞれに良いところもあれば悪いところもあります。
一概には言えませんが、よく聞くメリットデメリットをまとめました。
大手企業のメリットデメリット
メリット
何と言っても社会的信用、そして、福利厚生が充実していることです。
また、教育研修がしっかりしている企業が多いため、ゆっくり成長していくスタイルです。
ビジネスの規模が大きいため、世の中にインパクトを与えるような仕事が多くなります。
デメリット
規模が大きいからこそ、転勤があったり、大手企業特有の中間管理職がいたりします。
また、人数が多いため、昇格昇進のペースは、他の中小企業と比較すると遅い傾向です。
よくある書類に何個も判子を押さないといけないというのは、残っている企業もあります。
中小企業のメリットデメリット
メリット
独自の商品やビジネスモデルを構築している企業が多いため、ニッチトップに携わることができます。
仕事においても、ある程度責任範囲が大手より広がるため、裁量を持って働くことが可能です。
また、都市にしか営業所がないことが多いため、辺鄙な田舎に飛ばされることはないでしょう。
デメリット
福利厚生や労働条件面が、大手と比べると整っていない傾向にあります。
産休育休制度はあるが実績がなかったり、退職金がなかったりします。
また、世間一般の認知度が低いため、企業名を伝えても「えっ?どこ?」となることが多いです。
ベンチャー企業のメリットデメリット
メリット
社風が明るく活発な企業が多く、チームや企業の一体感を得られます。
まだ仕事環境が整っていない企業が多いため、仕事範囲が広く、裁量権の大きいことが特徴です。
意思決定スピードが速いため、企画書を提案して、翌週には企画がスタートすることもしばしばあります。
デメリット
規模の小さい企業や設立年数の浅い企業があるため、安定性に欠けることがあります。
社長の考え方が優先されるので、昨日言っていたことと今日言っていることが変わるなんてこともあります。
また、仕事範囲が広く、責任範囲が広いため、残業時間が多い傾向です。
大手・中堅中小・ベンチャーどんな人が向いているの?
一概に規模で向いている向いていないというのを決めるのはどうかと思いますが、それぞれで活躍している人の特徴をお伝えします。
大手企業に向いている人
- 社会課題に対してビジネスで解決していきたい
- 規模の大きい仕事をしたい
- 規律のある団体行動ができる
- ルールやマニュアルに沿って仕事ができる
中堅中小企業に向いている人
- 組織の中心となって仕事がしたい
- ある程度の裁量権を持って取り組みたい
- アットホームな社風が良い
- 意見が通りやすい環境で働きたい
ベンチャー企業に向いている人
- 自分の市場価値を高めたい
- 0から10まで全部の仕事をやりたい
- 仕事=人生と捉えている
- 負けず嫌いでやった分だけ評価されたい
自分に合うかどうかの判断をしましょう
それぞれのメリットデメリットや向いている向いていない人を挙げましたが、結局は自分の軸に合うかどうかで選ぶことをオススメします。
周りの人が大手企業が良いと言っているから大手企業、ベンチャーは危ないから辞めとけと言われて決断するのはやめましょう。
自分に合った企業に行くのが一番良いですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。