就活とキャリア形成日記


このサイトは「新卒/未経験者」の方が、自らの力で主体的に就職選択ができるようなヒントと考え方が中心です。

4,000人以上の就職を支援してきた就職活動ノウハウと、100社以上の採用コンサルティングをしてきたノウハウを掛け合わせた「就活攻略完全版」をお伝えします。

就職(転職)活動でなかなか上手くいっていない方や、入社した会社に違和感を抱いて転職を考えている人のお役に少しは立てるかと思っています。


失敗しない面接におけるマナーのポイント

面接を迎えると、緊張をして何が正解かわからなくなり、結局何もできず終わって後悔する。 

就活本には「面接のマナー」としていっぱい書いてあるけど、どれが本当かわからない。

 

そんな方に、面接官をした経験と、教育研修会社で働いている経験から、 

「失敗しない面接におけるマナー」というのをお伝えできればと思います。

そもそもマナーはなぜ必要なのか

面接をする際はマナーが大事とはよく聞くものの、なぜ必要なのか。

 

それは、相手目線を意識して行動できているかどうか、を判断するためです。

 

社会人になると、相手からの見られ方を気にしないといけません。

私は私らしくいきたいというのは学生までです。

 

自分らしくいたいから、私服で通勤します!となったら企業によってはNGでしょう。

自分目線ではなく、相手目線で行動できるかどうかを判断できるのが、面接時のマナーになります。

最寄駅到着~最寄駅出発までのマナー(対面)

以下の流れでそれぞれ解説していきます。

  1. 最寄駅に到着
  2. 会社の受付
  3. 受付から会場に案内される
  4. 会場についてから面接開始まで
  5. 面接終了から退出まで
  6. 退出から最寄駅まで

実例と共に見ているポイントをお伝えします。

1.最寄駅に到着

「えっ!?ここからやるの?」と思うかもしれませんが、

最寄駅についた時点から面接は始まったと思っていいでしょう。

 

実際に、最寄駅にこっそり人事がいる可能性があります。

出現率は低いですが、ここでの歩きスマホ、イヤホンつけて音楽を聴く、

信号無視等は辞めた方が無難です。

 

背筋を伸ばしてシャキシャキと歩き、

一般常識的なマナーを守ることをオススメします。

2.会社の受付

受付電話が置いてあるケースが多いのですが、

ポイントは元気良く自ら名乗ることです。

テンプレート

「〇〇大学の(氏名)です。〇時からの面接に参りました。よろしくお願いします。」

ここでの印象は面接にも関わってきます。そのため、必ず元気よく話しましょう。

 

待っている間は、バックを利き手じゃない方において立って待つのが基本です。

また、入口付近で待っているのではなく、少し外れた場所に立つと良いでしょう。

3.受付から会場に案内される

会社の人が案内に来たら「ありがとうございます」と伝えましょう。 

 

ほとんどの場合は社内を通されて、面接会場に向かいます。

そのため、すれ違う人には挨拶をして、フレッシュさを出しましょう。

 

ここで挨拶がなく、だらだら歩いていたら、その時点でマイナス評価です。

4.会場に着いてから面接開始まで

会場に自分が先に入るパターン

一番上座に座るのが基本です。ドアから見て一番遠い席です。

待っている間は、受付の時と同じで、

バックを利き手じゃない方に置いて立って待ちます。

 

面接官が入ってきたら「本日はよろしくお願いします」と伝え、

「どうぞお掛けになってください」と言われたら座ります。

 

基本的には面接官の動作を真似します。

面接官が会場に先にいるパターン

ノックは3回均等に鳴らします。流れは「ノック→挨拶」です。

ノック3回して、「失礼します」と言ってドアを開け、入ったら軽く会釈します。

その後、音を出さずに閉めて、再度「失礼します」と会釈し、椅子のあるところへ。

 

椅子があったら左側に行き、バックを置いて

「〇〇大学の(氏名)です。本日はよろしくお願いします」と伝え、

「どうぞお掛けになってください」と言われたら座ります。

 

名刺をいただくことがあります。

その際は、両手で「お名刺頂戴いたします。」と一言伝え受け取り、

テーブルに置きます。

5.面接終了から退出まで

面接が終了したら、座ったまま「本日はありがとうございました」と伝え、起立します。

椅子の右側に立ち、バックを置いて

「本日はありがとうございました」と伝えて会釈をします。

 

ここで忘れてはならないのが、受け取った名刺です。

受け取った名刺は、名刺入れがあれば名刺入れに入れ、

なければ財布に入れるのが無難でしょう。

 

その後、部屋の出口まで行き、

ドアを開けて最後退出するときに「失礼します」と軽く会釈をしてドアをしっかり閉めます。 

 

会場を出てからエレベーターホールまでの時間も面接です。

雑談をする企業もあるため、気を抜かないようにしましょう。

6.退出から最寄駅まで

エレベーターやビルの1階で社員とすれ違う可能性もあります。

気を抜かず、シャキッと背筋を伸ばして、歩きましょう。

 

エレベーターに乗る際にも「ありがとうございました。」と伝えると好印象です。

最寄駅に行って電車に乗るまで気を引き締めていきましょう。

面接時の最低限のマナー(対面/オンライン)

対面とオンラインだと少し変わってくるので、それぞれお伝えします。

対面

対面で見ているところは大きく分けると以下の3つです。

  1. 身だしなみ
  2. 履歴書
  3. 面接中の言葉遣い

 

1.身だしなみ

重要なのは、清潔感があるかどうかです。

髪型はセットされているか、靴は磨かれているか、

スーツにふけがついていない、しわがないか、化粧は濃くないかです。

 

2.履歴書

履歴書は封筒に入れる必要はありませんが、きれいなクリアファイルに入れて渡しましょう。

内容も文字が汚いとNGです。

丁寧に書いてあり、空欄なく書いてあることが好ましいでしょう。

 

3.面接中の言葉遣い

基本的には「ですます調」であれば問題ないです。

「俺」や「うち」という一人称はNGです。

変に尊敬語や謙譲語を使ってミスをするより、

普段使い慣れている丁寧な言葉を使いましょう。

オンライン

オンラインだと、画面上に移るものでマナーが必要になります。 

  1. 背景
  2. 目線
  3. 明るさ

 

1.背景

基本的には白が好ましいですが、難しい場合は私物が映らないようにしましょう。

カーテンやタンス、ベット、エアコン等が映っても問題ありませんが、

趣味のグッツやポスター等は映らないようにすることをオススメします。

 

2.目線

カメラ目線にするのか、画面の人の目線に合わせるのかわかりづらいですが、

あまり気にすることはないです。

面接官は「カメラ目線だから合格!」と判断しません。

 

ただ、目線が下に行くとカンペがあるのか?と思うので、

下にはいかないようにしましょう。

 

Zoomであれば、画面を小さくして、

カメラの近くに持って行くことである程度解消できます。

 

3.明るさ

明るさの調節が難しいのですが、暗すぎると印象も悪くなります。

ライトを買う必要はありませんが、スマホのライトで代用すると明るくなります。

 

また、画面上で明るさの調整もできます。

肌が光に反射して明るく見えるようにしましょう。

まとめ

いろいろと細かくお伝えしましたが、根本で大事なこととしては、

相手に不快な思いをさせないということです。

 

対面の面接になると、いつどこで誰が見ているかわかりません。

気を抜かずに、いつ見られても大丈夫なように準備をすると損はしません。

 

準備では特に相手目線が大事になるので、

ぜひ鏡を見て客観的に自分を見てみましょう。

 

フィードバックは面接ではくれません。

友達や大学、両親に聞いてみるのも良いかもしれないです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。