就活とキャリア形成日記


このサイトは「新卒/未経験者」の方が、自らの力で主体的に就職選択ができるようなヒントと考え方が中心です。

4,000人以上の就職を支援してきた就職活動ノウハウと、100社以上の採用コンサルティングをしてきたノウハウを掛け合わせた「就活攻略完全版」をお伝えします。

就職(転職)活動でなかなか上手くいっていない方や、入社した会社に違和感を抱いて転職を考えている人のお役に少しは立てるかと思っています。


【安定した企業とは】就職して「安定」を手に入れる方法

就職活動を行っている中で、

ほとんどの方が「安定したところに入社したい」と思っているのではないでしょうか。

 

2020年卒のマイナビ大学生就職意識調査によると

企業選択のポイントにおいて「安定している会社」(39.6%、前年比6.6pt増)が、01年卒からトップを譲らなかった「自分のやりたい仕事(職種)ができる会社」(35.7%、前年比2.4pt減)を抜いてトップとなった。

これは、やりたいことより安定を選ぶ傾向になってきている証拠です。

 

2022卒では、「安定している」が42.8%、

「自分のやりたい仕事(職種)ができる」が34.6%になり、より顕著になってきています。

 

求職者は安定を求めて入社するが、企業は一生雇用し続けるのは難しい。

個人と組織のGAPがますます広がっていきます。

 

そこで、「安定」とは何なのか、

どうやったら「安定」が手に入るのかを考察していきます。

企業に安定を求める時代の終焉

かつて、大手企業に入れば一生安泰と言われた時代がありました。

その時代は過ぎ去り、今は組織よりも個人が強い時代です。

 

日本企業が繁栄に成功した年功序列、終身雇用という制度が、

今の時代に合わなくなってきています。

何もしない中間管理職や早期退職を促す企業など、

「仕事ができない人」はどんどん企業からリタイア(早期退職)を迫られます。

 

今までは企業に入れば、普通に仕事をして普通に昇進・昇格していきましたが、

その普通がなくなりつつあるのも事実です。

 

つまり、【企業の安定≠自分の安定】という構造になってきています。

自分自身の安定は自分で守らないといけない時代です。

安定の定義とは【Employability】を身につけること

では、個人の安定とは何か。

究極の安定とは、【エンプロイアビリティ(Employability)】を手に入れることです。

もう少しわかりやすくお伝えすると、会社がつぶれたり、会社に解雇されても、

他の企業から必要とされる能力を持つということです。

 

つまり、自分1人でもやっていける力をつけるということになります。

エンジニアを例に上げましょう。

JavaC言語SQLCOBOL、HTML、CSSCCNA

基本情報処理など多くのスキルや資格が取得でき、

一度、高いレベルで身につけてしまえば、替えのきかない存在になれます。

 

そこにマーケティングスキルやマネジメントスキルなどが組み合わされば、

フリーランスとして自由に仕事ができ、仕事をするしないの選択ができます。

時間と場所の制限がない働き方です。

企業で働くこともできれば、個人・フリーランスとして働くこともできる。

この状態を作り出すことができれば、お金の心配はなくなります。

安定を手に入れる方法は【市場価値を高める】

企業に依存せずに働けることが究極の安定とお伝えしましたが、

それはつまり、市場価値の高い人間になれば安定します。

 

では、市場価値の高い人間とは何か。

それは【ある分野において、希少性の高いスキルを持っている人間】です。

 

市場価値とは市場における価値です。

つまり、「世の中の需要があるもの」×「供給できるスキルを持つ」ということです。

 

例えば、公園の砂場にダイヤモンドがたくさんあったら、ダイヤモンドの価値は低いでしょう。

世の中にあまりないからこそ、価値があると判断されます。

 

私の保有している

「国家資格キャリアコンサルタント」というのもこれからニーズが増えてきます。

人生100年時代と言われ、働き方が多様化し、

個人がどうキャリア形成するか再定義する必要があります。

その中で、キャリアに関するプロの資格を持っていれば、価値は上がります。 

まとめ

時代の話、企業の話、個人の話など、

たくさんお伝えしましたが、まとめると以下の通りです。

  • 昔の安定は不安定
  • 安定とは【Employability】を身につけること
  • 市場価値を高めよう

 

まずは世の中の流れを知り、

その中で自分自身がどういう選択をした方が良いのかを考えていくと良いでしょう。

 

少しでも役に立っていると嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。