【売り手市場とは】「求人倍率が高い」の言葉の真相
就職活動をしている中で、
聞いたことがある「求人倍率」や「売り手市場」という言葉。
一方で、正確にその言葉の意味を理解している人は少ないかと思います。
ここでは、よくニュースで聞く「求人倍率」について、
正確な情報の見方をお伝えできればと思います。
そもそも求人倍率・売り手市場とは
それぞれの用語を解説します。
求人倍率
求人倍率とは、下記の計算で成り立っています。
(大卒)求人倍率 = 求人総数 ÷ 民間企業就職希望者数
有効求職者数に対する有効求人数の割合で、雇用動向を示す重要指標のひとつです。
売り手市場
売り物(求職者)より買い物(採用人数)が多く、
売り手が買い手より有利な立場にある状態の市場のことです。
買い手市場
買い物(採用人数)より売り物(求職者)が多く、
買い手が売り手より有利な立場にある状態の市場のことです。
「求人倍率が高い」「売り手市場」の言葉の真相
「求人倍率が高い」「売り手市場」の真相は以下の2つです。
それぞれ解説していきます。
求人倍率が高いのは大手企業のみ
従業員300人未満の中小企業の求人倍率(学生1人に対する求人数)は9.91倍(前年は6.45倍)で、
従業員5000人以上の大企業で求人倍率が0.37倍(前年は0.39倍)。
つまり、中小企業の求人倍率は低くなり、大企業の求人倍率は高くなっています。
大手企業と中小企業をならすと高くなりますが、
中小企業だけを見ると圧倒的に人手が不足していることがわかります。
業種・職種別でも求人倍率の差がある
業種別でも求人倍率の差があります。
金融業全体での求人倍率は0.21倍ですが、建設業は9.55倍、流通業は12.57倍です。
また、職種別でも求人倍率の差があります。
東京都の事務的職業の求人倍率は0.58倍ですが、建築関係の職業は6.44倍です。
上記のことを踏まえると、
メガバンクの一般職は他のどの企業よりも倍率が一番高いということになります。
まとめ
数字のカラクリについてお伝えしましたが、
「売り手市場」や「求人倍率が高い」という言葉だけで
「内定が取りやすい」というのは安直な考えです。
ちゃんと数字の真相を見ないと誤った認識をします。
その誤った認識が少しでもなくなって、正しい判断ができる人が増えると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。